イラン代表を率いるアミール・ガレノエイ監督は、FIFAワールドカップ2026の開催期間中にアメリカ側から不当な扱いを受けたとして、国際サッカー連盟(FIFA)の介入を求めた。27日、イギリスメディア『BBC』が同指揮官のコメントを伝えている。
グループG最終節が現地時間26日に行われ、イラン代表はエジプト代表と対戦した。開始5分に先制を許したものの、14分に同点に追いつき1-1で試合終了。この結果、イラン代表はグループステージを3引き分けの勝ち点「3」で3位フィニッシュ。暫定ながら得失点の差で各グループ3位チームの中で上位8位以内の6位となり、決勝トーナメント進出は現地時間27日に行われる他会場の試合結果に委ねられることになった。
そして、イラン代表は極めて難しい状況下に置かれている。開催国の1つであるアメリカとイスラエルと軍事衝突が続き、一時は本大会への出場辞退の可能性も取り沙汰された。最終的に無地に本大会に参戦したものの、当初アメリカに置くはずだったベースキャンプ地をメキシコのティファナに変更して大会に臨むことになった。
また、一部スタッフにビザが発行させなかったこと、FIFAからのチケットの割り当てが取り消しになるなど、さまざまな問題が立て続けに発生。加えて、アメリカでの試合開催2日前の入国を許可されず、試合が終了した直後には即座にメキシコへ移動することを要請させるなど、移動制限を課されることに。他チームとは異なる環境のなかで今大会の戦いを強いられている。
これを受けて、イラン代表はFIFAに対して正式抗議をすることが報じられていたが、イラン代表指揮官はエジプト代表との試合後、次のようにコメントを残している。
「私は、選手たちとチームを誇りに思う。彼ら若い選手たちが成し遂げたことは、歴史に刻まれるべきことだ。なぜなら、開催国は我々を非常に不公平に扱ったからだ」
「こうした数々の問題が起きたにも関わらず、我々は素晴らしい成績を収めることができた。世界はイラン国民と我々のチームを誇りに思っているはずだ」
「FIFAに対し強く求めたい。今後のW杯では、開催国がこのような扱いをすることを許してはいけない」