誕生から約40年 攻撃ヘリ「タイガー」大幅進化へ!? 仏・西が近代化実施 一方ドイツでは全機退役

所得「1億円の壁」問題とは?

エアバスは2026年6月19日、フランス軍とスペイン軍が運用するタイガー攻撃ヘリコプターの次世代アップグレードプログラム「タイガーMk.III」の詳細を発表しました。

「タイガーMk.III」の詳細を発表

  エアバスは2026年6月19日、フランス軍とスペイン軍が運用するタイガー攻撃ヘリコプターの次世代アップグレードプログラム「タイガーMk.III」の詳細を発表しました。

 このプログラムは、運用実績の豊富なタイガー攻撃ヘリコプターを近代化し、次世代のアビオニクス(航空電子機器)や兵器システムを導入するものです。アップグレード完了後は、今後数十年にわたって高い有効性を維持し、高強度戦闘環境における新たな課題に対応できるようになるとしています。

 同プログラムは2022年、フランスとスペインのためのOCCAR(欧州共同軍備協力機構)の支援を受けて開始されました。その背景には、現代の戦場環境の変化に対応するという重要な目的があります。

 タイガー攻撃ヘリコプターは、1980年代にフランスと当時の西ドイツが共同開発を開始し、1990年代後半から運用されている機体です。

 しかし、共同開発国であるドイツでは、配備当初から稼働率の低さが指摘されていました。さらに維持費の高さも国防予算を圧迫していたことから、同国は2032年までに運用を終了すると表明しています。後継機には、多用途ヘリコプター「エアバスH145M」に対戦車ミサイルやロケット弾発射装置などを搭載した機体を採用し、純粋な攻撃ヘリコプター部隊を廃止する方針です。

 一方、フランスはタイガーを引き続き運用する方針を採っており、2022年にスペインとともにアップグレード契約をエアバス・ヘリコプターズと締結しました。エアバスは今回、地上試験が進行中であることを明らかにしており、2026年中の初飛行を予定しています。