“普通免許で乗れるエルフ” に新型2モデルが登場!「荷物も人も諦めない!」小型トラック市場に変化もたらすか

2026年工作機械好調の要因は?

2017年の免許制度改正以降、若年層を中心に「普通免許で乗れるトラック」の需要が高まっています。いすゞ自動車の「エルフ ミオ」は、まさにその課題を解決する小型トラック。今回「CSPI 2026」で披露された注目の新バリエーションを紹介します。

もっと積めたりもっと乗れたり、拡張するニーズに応える製品

 町中でも郊外でも、色々な経路の「輸送」に役立つ小型トラック。いすゞ自動車の展開する「エルフ(ELF)」シリーズは、その使い勝手の良さから人気のモデルです。そのような中で最近、新たに「エルフ ミオ(ELF mio)」という改良モデルが投入されました。

 この「mio」は、車両総重量3.5t未満となるように設計された、AT(オートマチック)仕様の小型トラックです。こうすることで、普通自動車免許しか持たないドライバーでも運転できるトラックになっているのです。

 2017年3月12日の免許制度改正以降に取得した普通免許では、運転できる車両総重量が3.5t未満に制限されました。逆に言うと、その制限内であればトラック形状であっても運転できます。ドライバー人口を増やすため、若年層を中心に人材の獲得を行いやすい車両と言えるでしょう。

 いすゞ自動車は、2026年6月17日(水)から20日(土)まで開催されている「CSPI 2026 国際建設・測量展」で、前述した「エルフ ミオ」のカスタマイズモデルを展示しました。

 まずは、通常モデルよりもキャビン(運転室)の奥行きを30cm広げた「スペースキャブ」モデルです。これは運転席と助手席の後ろに30cm幅のスペースを設けることで、休憩スペースや水濡れ厳禁の機材置き場など、多機能に使える空間を設けています。加えて最大積載量も、通常モデルより250kg多い、1250kg確保しています。

 もうひとつが、後部座席を設けた「ダブルキャブ」です。前後あわせて最大6人乗れる4ドア車で、荷物の輸送と人員の輸送を両立させたいときなどに優れた使い勝手を誇るモデルとなっています。

なお、こちらは最大積載量が750kgと、標準モデルより250kg少なくなりますが、一度に通常仕様の倍の人数を輸送できるため、現場へ向かう車両の台数を抑制することが可能です。またシングルキャブ同様に四輪駆動(4WD)モデルも設定されており、人数が増えてもパワフルな走りを保証してくれる、優れた走行性能もポイントでしょう。もちろん2列目の座席を倒して荷物置きにすることもできるようになっています。

 これまでの車両と比べ、バリエーションを増やしたモデルを投入することで、より柔軟なニーズに対応しユーザーの期待に応えていきたいという狙いが見て取れます。普通免許で乗れる小型トラックの市場に、またひとつ大きな変化が起こるかもしれません。