鹿島アントラーズは19日、清水エスパルスからMFマテウス・ブエノが完全移籍加入することを発表した。
マテウス・ブエノは1998年7月30日生まれの現在27歳。ブラジル出身で、母国のコリチーバでプロデビューを果たすと、2021年夏にはジル・ヴィセンテへ完全移籍加入し、欧州へ上陸した。同クラブでは日本人MF藤本寛也(現:バーミンガム)と共闘。約1年半の在籍で公式戦通算54試合のピッチに立ったが、2023年3月にはグアラニに加入し母国復帰。同クラブでは絶対的主力として活躍したが、チームは3部降格の憂き目を見ていた。
2025年1月、清水へ完全移籍加入。3シーズンぶりのJ1を戦った清水において、正確無比な技術、圧倒的なボールキープ力、豊富な運動量など、数々の能力が高水準であることを証明し、不動の主力に君臨した。2025明治安田J1リーグでは出場停止の1試合を除く37試合に出場して1得点をマーク。清水から唯一となるJリーグ優秀選手賞にも選出された。今季からは背番号を「10」に変更。明治安田J1百年構想リーグでは、地域リーグラウンドとプレーオフラウンドを合わせて18試合出場1ゴールを記録していた。
完全移籍に際し、マテウス・ブエノは清水を通してコメントを発表。在籍した1年半の感謝を、次のように表現した。
「エスパルスサポーターの皆様、こんにちは。このようなご報告をするのは大変心苦しいのですが、このたび移籍することとなりました。エスパルスで過ごした1 年6か月という期間は、決して長くはありませんでしたが、私にとってかけがえのない時間でした。ここまで支えてくださったクラブ関係者の皆様、選手・スタッフの皆様、そして何よりエスパルスサポーターの皆様には、感謝の気持ちしかありません。在籍中はたくさんの応援や温かいメッセージをいただき、本当にありがとうございました。皆様の支えがあったからこそ、日々前向きに取り組むことができました」
「私のサッカー人生を振り返っても、この1年6か月はピッチ内外を通じて最も成長し、活躍することができた特別な時間だったと感じています。そして、これほど多くのサポーターの皆様に愛していただけた経験も、私にとって大きな財産です。そのすべてに、心から感謝しています。この場をお借りして移籍のご報告をさせていただきますが、これは『さよなら』ではありません。またどこかでお会いできる日を願い、『またね』という言葉として受け取っていただけたら嬉しいです。これからは少し離れた場所からにはなりますが、エスパルスと皆様のことを応援しています。本当にありがとうございました」
また、新天地となる鹿島を通しては、次のように意気込みを明かしている。
「鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、初めまして。マテウス・ブエノです。アントラーズという偉大なクラブに加入できたことをうれしく思います。常にタイトルを目指しているチームで、一つでも多くのタイトル獲得に貢献したいです。アウェイチームとしてメルカリスタジアムに乗り込んだとき、その雰囲気にとても興奮したことを覚えていますし、今度はアントラーズサポーターの応援を背に戦えることが今から楽しみです。タイトルを獲るためには、皆さんのサポートが必要になるので、応援よろしくお願いします!」
2025明治安田J1リーグ王者の鹿島は、明治安田J1百年構想リーグでは、地域リーグラウンド・EASTグループを首位で終えたが、優勝決定戦となったプレーオフラウンドではヴィッセル神戸に2戦合計2-5で敗れ、タイトルを逃していた。来る2026/27シーズンは、国内だけでなく、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の戦いも控えている。常勝軍団としてすべてのタイトル獲得を目論む鹿島に、頼れる戦力が加わった。
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