トヨタ自動車は29日、次世代電気自動車(EV)の開発を中止すると明らかにした。世界的にEV市場が伸び悩んでいることから、需要が旺盛なスポーツ用多目的車(SUV)にいったん経営資源を振り向ける。次世代バッテリー「全固体電池」など、関連する最先端技術の研究開発は継続する。
開発を中止するのは、高級車ブランド「レクサス」のセダン型EV「LF―ZC」の量産モデル。2027年半ばの生産開始を見込んでいた。全固体電池を搭載することで、現在主流のリチウムイオン電池より充電時間を短縮し、充電1回当たりの走行距離も約1000キロと大幅に伸ばす予定だった。