「あと1.3km」で完成する東京-八王子の大動脈 「東八道路」いまどうなってる? “途中の橋だけ開通”から2年

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東京都心と八王子を結ぶ大動脈となる「東八道路」。いまだ一部が未開通で、この部分だけ不便な移動を強いられます。現在はどのような状況なのでしょうか。

あと1.3kmが高い壁…「東八道路-日野バイパス」

 東京都心部と八王子を結ぶ国道20号「甲州街道」のバイパスとなるのが、主に多摩地区で並行する「東八道路」です。しかし、未だ全線開通に至っていません。未開通部は現在どのような状況なのでしょうか。

 東八道路は中央道の高井戸IC付近から、三鷹市、調布市、小金井市、府中市を経て新府中街道までを東西に結ぶ4車線道路です。都心側は2019年に国道20号までつながり、バイパスとしての存在感をますます高めました。

 西側はさらに、国道20号「日野バイパス」とつながり、そこから分岐するルートとして建設中の「日野バイパス延伸部」「八王子南バイパス」と一つになることで、戦後まもなく策定された約34kmもの幹線道路「東京八王子線」を構成します。とはいえ、現状の日野バイパスのルートも八王子市街へ通じており、国立市から八王子市にかけての区間は甲州街道ではなく日野バイパスが国道20号に指定されています。

 しかしながら、東八道路と日野バイパスをつなぐ約1.3kmの区間が、未開通のままです。ここさえつながれば都区部ー八王子のバイパスルートが完成しますが、現在は東八道路から新府中街道-甲州街道―日野バイパスと行き来しなければならず、とりわけ甲州街道は激しく混雑します。

 この未開通部は2011年度に事業着手し、当初の事業期間は2018年度までのところ2025年度に延伸、そしてさらに2031年度まで延伸されています。2025年度の事業評価資料によると、用地は約99%取得済みではあるものの、都は「残る未取得用地についても早期取得を目指し、折衝を進めていく」と説明されています。

 それでも、少しずつ開通に向けた取り組みは進められており、2024年3月には住民の安全性向上のため、JR南武線の跨線橋部分のみ開通し、既存の踏切が廃止になりました。この跨線橋はクルマも走れますが、前後はつながっておらず、東八道路ー日野バイパスの行き来には使えないようになっています。

 都は用地の折衝とともに、全線開通に向け、排水管設置工事や電線共同溝設置工事等の街路築造工事を進めていくとしています。