パーマーがW杯メンバー外に…イングランド代表指揮官が理由を説明「名前だけで招集はしない」

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 イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、FIFAワールドカップ2026メンバーからMFコール・パーマー(チェルシー)を外した理由を説明した。22日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 トゥヘル監督は22日にFIFAワールドカップ2026に臨むイングランド代表メンバー26名を発表。選ばれた選手と同時に外れた選手にも多くの注目が集まっているなか、パーマーが外れたことも大きな話題の一つになっている。

 現在24歳のパーマーはチェルシー加入初年度の2023-24シーズンにプレミアリーグ年間最優秀若手選手に選ばれ、ガレス・サウスゲート前監督率いるイングランド代表としてもEURO2024では決勝でゴールを決めるなど準優勝に終わったチームに貢献していた。

 昨季もチェルシーでUEFAカンファレンスリーグ(ECL)やFIFAクラブワールドカップ2025の優勝に貢献したパーマーだが、今季はクラブW杯の影響で短縮されたプレシーズン中に負傷が発覚して以降、再発を繰り返して出遅れる事態となったものの、今季はここまで公式戦33試合出場で10ゴール3アシストを記録して、シーズン終盤にかけて調子を上げていた。

 それでも、チームの成績と相まって昨季までのようなパフォーマンスを見せることができなかったパーマーは、3月の代表活動では日本代表戦を含めて2試合に出場していたものの、最終的にW杯招集メンバーから外れることになった。

 そんなパーマーを外した理由について聞かれたトゥヘル監督は「彼はクラブでの個人のパフォーマンスに苦しんでいると思う。シーズンを通して、昨シーズンほどの決定力と影響力もなかった」と語りながら、次のように続けた。

「第二に、彼は我々のチームであまり影響力を発揮できなかった。我々のチームでの彼の成績は傑出したものではなく、『何があっても出場させる』と思えるほどのものではなかった。それが現実だ。彼は何度もケガで離脱しなければならなかったし、キャンプに参加した時も、我々が期待していたようなインパクトを残せなかった」

 一方、「彼をメンバーに入れる理由はたくさんある。彼の才能と非常に個性的な人柄を尊敬している。彼はキャンプで問題を起こしたことは一度もなく、その性格のおかげで、重要な場面でも緊張を見せず、決断力を発揮できたのだと思う」とパーマーを高く評価していることを強調しつつ、W杯メンバーに入るために欠けていたものをトゥヘル監督が明かした。

「しかし、こうした場面で活躍するためにはコンディションを整え、チーム内で影響力を持つ必要がある。彼はそれを継続的に証明することができなかった。今回の電話は非常に難しいものだったし、明らかに最も注目されていた選手の一人を外さざるを得なかった」

「それでも、私は名前だけで選手を招集したり、何かを与えるためだけに本来のポジションとは異なるポジションで起用したりすることは断じてしない。私は難しい決断を事前に下し、それをじっくりと消化してから、他の選手たちを鼓舞する方が好きだ」

「右ハーフの10番についてはジュード(・ベリンガム)、モーガン(・ロジャーズ)、エブス(エベレチ・エゼ)を選んだ。彼らは素晴らしい選手で、コールよりも良いシーズンを送り、キャンプでもより大きな影響力を持っていた」

「これは非常に難しく、辛い決断だった。彼の才能に疑いの余地はないし、特別な場面でチームに貢献できる力があることも疑いの余地はなかったけど、彼にとっては不利な決断になってしまった」