外環道 千葉区間の「使われていない8つの穴」=「未完成のJCT」 4つは工期過ぎたけどどうなった? つながればマジ便利!

造船大国・日本再生に必要なこと

外環道の千葉区間であらかじめ設けられた4つの“穴”をつなげる工事が進められています。進捗はどうなっているのでしょうか。

外環道の千葉区間には“穴”が8つ うち4つは工事中!

 2018年に開通した外環道の千葉区間(三郷南IC~高谷JCT)。大部分が地下区間の同区間には、実はあらかじめ作られていながら、使われていない「穴」が8つあります。現在それらは塞がれていますが、走行中に見えるものもあります。

 いずれもJCTのランプが地下で接続するのを想定したもので、うち4つは成田空港方面へ通じる「北千葉道路」の接続を想定した「北千葉JCT」用の穴です。これは松戸IC-市川北IC間の本線上に、内回り・外回りそれぞれ外環道からの分岐ランプ、外環道への合流ランプ用の穴があります。ただ、北千葉道路の外環道接続部は事業化こそしているものの、実際の工事は始まっていないので、“穴”はまだまだ使われないでしょう。

 もう4つは外環道と京葉道路が交わる「京葉JCT」に存在。じつはこのJCT、建設費節約のため、8つのランプのうち2本“Bランプ”と“Gランプ”が欠落した状態で開通しています。

 Bランプは「外環道内回り(高谷方面)→京葉道路下り(千葉方面)」を、Gランプは「京葉道路上り(千葉方面)→外環道外回り(高谷方面)」を結びます。つまり、京葉JCTは千葉方面と高谷方面の行き来ができない状態なのです。

 この京葉JCTの2ランプは2020年から工事が行われています。短いGランプは開削工法なので、Google Mapsの航空写真でもたどれます。対してBランプは、より地中深くをシールド工法で貫き、工事延長も771mと長いです。

 2本のランプ工事は2026年3月までの工期でしたが、NEXCO東日本関東支社によると、工期を延長しているそうです。

「(開削工法の)Gランプは、工区を複数に分けたうえで、(2026年5月)現在もトンネルとなる躯体を構築中です。Bランプは、現地でのシールドマシンの組み立てが完了し、発進の準備をしているところです」(NEXCO東日本関東支社)

 やはり北千葉JCTのみならず京葉JCTのランプの“穴”も、つながるまでもう少し時間がかかりそうです。

 京葉JCTのBランプとGランプがない状態は、千葉湾岸で近接しながら並行する京葉道路と東関東道・首都高湾岸線で同じ方向に向かう際にルートを切り替えられないだけなので、確かに優先度は低かったかもしれません。しかし、ランプがあるとないとでは、ルートの選択肢が全然違います。

 京葉道路とつながっている首都高7号小松川線の先、都心側の「箱崎JCT」がもし激しく渋滞していれば、「湾岸線に切り替えようか」ということができますし、首都高湾岸線から東関東道が混んでいれば京葉道路へ迂回もできます。京葉道路⇔東関東道をUターンするように行き来することも可能になるでしょう。