「運命は僕らの手の中」 アーセナルを支える“心臓”ライス、22年ぶり戴冠へ気を引き締める「あと1試合残っている」

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 アーセナルは18日、プレミアリーグ第37節でバーンリーをホームに迎え、1-0で勝利した。試合後、アーセナルに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、タイトルへの意欲を口にした。アーセナルのクラブ公式HPが同日、同選手のコメントを伝えている。

 アーセナルは前節終了時点で24勝7分5敗を記録し、勝ち点「79」を積み上げて首位に立っていた。今節は、既に降格が決まったバーンリーと本拠地『エミレーツ・スタジアム』で対戦。試合は37分、イングランド代表MFブカヨ・サカの蹴った右コーナーキックから、ドイツ代表MFカイ・ハヴァーツがヘディングシュートを沈めると、この1点が勝敗を分け、アーセナルが1-0で勝利。今季のホーム最終戦を白星で飾った。

 1-0での勝利は公式戦3試合連続、かつ今季のプレミアリーグで8度目となったが、ライスは「勝ち点は勝ち点だよ」と笑顔を見せる。次のような言葉で試合全体を振り返った。

「前半は、ここ数週間の僕らのプレーを再び見せることができた。良いサッカーができたと思うし、2点か3点のリードを奪ってもおかしくなかったと思う。ただし、後半は少し別の内容になったしまったね。もっとも、シーズンがどの段階にあるか、そして僕らの前にある課題の重大さを考えれば、当然ながら、この試合が厳しいものになる覚悟はできていた」

 アーセナルのクラブ公式HPによると、今季の公式戦でアーセナルがクリーンシートを達成するのは、32試合目だったという。スペイン代表GKダビド・ラヤ、そしてフランス代表DFウィリアン・サリバやブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスら守備陣のハードワークを常日頃から見ているライスは、彼らを次のような言葉で称賛している。

「正直なところ、僕らを支える4人のDFとGKなしに、今の順位はあり得ないと思っている。彼らが毎日トレーニングに打ち込む姿勢は凄まじいものだし、どんな過密日程であろうと、毎週欠かさずにピッチに立ち、このクラブのために全てを捧げている。並大抵のものではないよ」

「ここ数シーズンの実績も素晴らしいんだけれども、今季だけでも、(プレミアリーグで)18回も無失点の試合を達成している(※編注:正しくは今節を終えて19試合)。4名のDFとGKが続けてきた努力は、何かを得るに値するものだと、僕は思うね」

 この勝利により、アーセナルは暫定ながら、2位につけるマンチェスター・シティとの勝ち点差を「5」に広げた。マンチェスター・シティの今節は現地時間19日に行われ、敵地でボーンマスと対戦する。同試合、マンチェスター・シティが勝利を逃した場合は、最終節を待たずにアーセナルの2003-04シーズン以来の優勝が決定。マンチェスター・シティが勝利した場合も、アーセナルは最終節を白星で飾れば、他会場の結果を待たずに、22年ぶりの戴冠を決めることができる。

 近年、プレミアリーグのタイトルから遠ざかってきた状況を受けて、ライスは「このクラブがここ10年間で歩んできた道のり、そして浮き沈みを考えると、感慨深いものがあるよ」と語る。「もちろん、僕はこのクラブにずっと在籍していたわけではないけれども、事実として(タイトルから遠ざかっていたことは)知っていた」と続けると、クラブの一員として優勝を争う喜びを、次のような言葉で表現した。

「今、このクラブで起きていること、そしてその一員になれていることは、本当に特別なんだ。このクラブには素晴らしいことが起こるに値するし、僕らはそのために本当に懸命に努力してきました。だから、これからも頑張り続けるしかないんだ」

 アーセナルは24日に控えたプレミアリーグ最終節でクリスタル・パレスの本拠地に乗り込む。プレミアリーグのトロフィーを懸けた一戦を前に、ライスは「運命は僕らの手の中にある。僕らは流れを変え、タイトル争いの大一番(※編注:第33節マンチェスター・シティ戦/●1-2)」に敗れて以降、すべての試合に勝利してきた。ただ勝ち続け、前向きであり続けること。それこそが、僕らが目指してきたことだ。まだ優勝は決まっていない。あと1試合残っている。日曜日はまさに勝負の日になるだろう」と力を込めた。

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