台湾最大野党トップが訪中=習氏と9年半ぶり会談へ

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 【台北時事】台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席(党首)は7日、中国の習近平共産党総書記(国家主席)の招きに応じ訪中した。中国で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室トップの宋濤主任が上海の空港に到着した鄭氏を出迎え、江蘇省南京行きの高速鉄道に同乗した。12日までの日程で南京、上海、北京各市を訪れる。台湾メディアによると、10日にも北京で習氏と会う見通し。両党トップが会談すれば2016年11月以来、約9年半ぶりとなる。
 鄭氏は7日、出発前に台北の国民党本部で記者会見し、「今回の訪問を通じ、両岸(中台)の平和は難しくないと証明する」と強調。「戦争を避けるため、あらゆる機会をつかむ必要がある」と述べ、習氏との会談に期待感を示した。
 習氏は「独立派」と敵視する台湾与党・民進党の頼清徳政権との対話を拒否し、軍事的威圧を強めている。一方、昨年11月に就任した鄭氏は対中融和路線の国民党内でも特に「親中的」とされ、習氏との会談を積極的に探ってきた。習指導部は頼総統の頭越しに鄭氏を厚遇し、与野党が激しく対立する台湾社会を揺さぶる構えだ。 
〔写真説明〕7日、台湾・台北市の国民党本部で記者会見する鄭麗文主席