一年の締めくくりにいただく「年越しそば」。新しい年への願いを込め、今年はこだわりが詰まった手作りに挑戦してみませんか?

今回は、自家製麺つゆのざるそばから、野菜たっぷり温そば、変わり種まで全8品をご紹介。ホットプレートで作れるお手軽レシピも必見です!
【味わい深い】簡単絶品! 手作り麺つゆのざるそば
かつおだしに昆布茶をちょい足しすると、深い味わいの麺つゆに仕上がります。昆布からだしを引く手間が省け、忙しい年末でも手軽に作れるのが魅力です。ゆでたそばは、冷水でしっかり洗ってぬめりを落とし、喉ごしを堪能しましょう。
【材料】(2人分)
そば(蕎麦)(乾麺) 2人分
酒 70ml
みりん 70ml
しょうゆ 40ml
水 200ml
かつお節 12g
昆布茶 小さじ 1/2
刻みのり 適量
ネギ(刻み) 適量
【作り方】
1、<麺つゆ>を作る。酒とみりんを小鍋に入れて弱火で1分ほど沸騰させ、水を加えて中火にする。沸騰し始めたら弱火にし、かつお節を入れる。
沸騰させることで水分、アルコール分をとばし、みりんの甘みを凝縮させます。
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2、かつお節が沈んだらザルでこし、しょうゆ、昆布茶を加えてひと混ぜする。
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3、そばはたっぷりのお湯で指示通りにゆで、冷水で水洗いする。しっかりと水気をきって盛り付ける。刻みのりを上にのせ、刻みネギを添える。
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4、<麺つゆ>を器に注ぎ、お好みで刻みネギを加え、そばをつけていただく。
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■年越しそばを彩る! 温・冷・変わり種レシピ7選
香ばしネギの鶏南蛮そば

鶏もも肉や白ネギなど、身近な材料で作る温かいそばです。ネギを香ばしく焼くことで甘みが引き出されますよ。そばつゆを多めに作っておけば、年越しそばだけでなく翌日のお雑煮にも活用できます。
温かい! きのこたっぷりかけそば

3種類のきのこを入れたそばつゆは、鶏もも肉の脂と相まって旨みたっぷり。麺つゆを使うため、味付けに失敗しにくいのがポイントです。三つ葉の代わりに、せりや白髪ネギをトッピングしても美味。刻んだゆずの皮で香りをプラスしても良いですね。
たっぷり野菜の年越しそば

年末年始は野菜不足が気になる、という方におすすめなのがこちらの年越しそばです。ニンジンやゴボウなどの根菜をはじめ、冬瓜やネギといった野菜がしっかり摂れます。だしがしみた焼き豆腐も絶品です。
鶏肉とゴボウのあったかつけそば

温かいつけ汁にキリッと冷えたおそばがよく合う一品。ゴボウの風味がだし汁に行き渡り、簡単ながら旨みのあるそばつゆに仕上がります。シンプルな年越しそばは、お酒の〆にもぴったり。わさびや七味唐辛子で辛みを効かせると大人向けになりますよ。
いろいろ薬味そば

親戚や友人など、大勢が集まる年末年始。好みがバラバラでも年越しそばを食べられるよう、複数の薬味を用意すると良いですよ。ネギや海苔などの定番以外にも、めかぶや長芋はそばにからみやすく、食感も楽しめます。そばつゆに梅肉を溶かし入れると、さっぱりいただけますよ。大根おろしやうずらの卵などもイチオシです。
年越しはらこそば

イクラをのせた贅沢なそばは、年越しにふさわしい一品です。贅沢な具材を引き立てるため、だしはシンプルに。イクラは最後にトッピングして、プチプチとした食感を堪能しましょう。
瓦そば風年越しそば

山口県下関市の郷土料理「瓦そば」は、大勢で食卓を囲む年末に最適です。ホットプレートで茶そばを焼き、甘辛く煮た牛肉と色鮮やかな錦糸卵をのせれば完成。手が込んでいそうに見えますが、意外と簡単。パリッと焼けた麺を温かい麺つゆにつけると、箸が進むこと間違いなしです。
■年越しそばを一年を締めくくる特別なひとときに
大晦日に食べるそばには、一年の苦労や厄災を断ち切り、新しい年を幸せに迎えられるようにという願いが込められています。
手作りの麺つゆや、家族の好みに合わせた具材でいただく年越しそばは、より格別な味わいになるでしょう。
温かいおそばで体の芯から温まるもよし、つけそばや瓦そばのように、みんなで食卓を囲んで賑やかに楽しむのもよし。今回ご紹介したレシピを参考に、新しい年への希望を込めて、お気に入りの年越しそばを見つけてくださいね。