米ツアー昇格を決めて日本凱旋! 原英莉花は“首がなくなる”から飛んで曲がらない?【ダウンスイング分析】

米下部のエプソン・ツアーで初優勝を飾るなどの活躍を見せ、来季のLPGA昇格を果たした原英莉花。きょう開幕する「スタンレーレディスホンダ」に凱旋出場する。彼女のダウンスイングに焦点を当て、プロコーチの平尾貴幸に分析してもらった。

米下部ツアーを主戦場とし、8月の「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」で優勝、来季のLPGA昇格を決めた原選手。背中を丸めて手元を低く下ろしてくるのが原さんの特徴であり、球が曲がらないポイントです。

アドレスではスッと立っており長く見えていた首が、ダウンスイングでは見えなくなるくらい、肩をすくめて背中を丸めています。背中を丸めることで、頭の位置が上下しなくても手元を低い位置に下ろせる。また、ライ角通りにインパクトを迎えられるので、物理的にも飛んで曲がらなくなります。

このタイプのプレーヤーは、アドレスで背中にハリ感がなく、リラックスしているのも特徴的です。また、インパクト直後に左ヒザが伸びないのも共通点。左ヒザの高さをキープするため、ボールと体の距離が変わりません。だからこそ、スムーズに振り抜けるのです。

■原英莉花
はら・えりか/1999年生まれ、神奈川県出身。今季は国内女子ツアーのシード権を放棄し、米国女子下部ツアーに参戦。トップ10に度々入る活躍を見せ、8月の「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」にて米初優勝。来季の米国女子ツアー入りを確定させた。NIPPON EXPRESS ホールディングス所属。

■解説:平尾貴幸
日本大学ゴルフ部出身。10歳から本格的にゴルフを始め、25歳からインストラクターに。ジュニアやアマチュア、プロゴルファーまで、機能解剖学をもとにトレーナーと連携したレッスンが人気。ティーチングプロA級取得。

●女子プロのダウンスイングを分析! 関連記事「原英莉花、竹田麗央、河本結……同じ球筋なのに“下ろし方”は全然違う! 女子プロ10人のダウンスイング比べてみた」で各選手の特徴をチェック

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