因島のはっさくを使ったスイーツの幅広さ

爽やかな酸味を持つはっさくは、広島県尾道市の因島が発祥とされる柑橘類です。江戸時代に因島で原木が見つかったことを機に栽培されるようになったはっさくは、現在も因島の名産品です。

因島には、はっさくの独特の食感や風味を生かしたスイーツがあります。「亀田商店」が手掛ける因島のはっさくゼリーは、丁寧に皮や筋を取り除いたはっさくの果実がたっぷり入った涼やかなゼリーです。ユニークな表情のはっさくの絵を描いたパッケージも話題となり、広島土産として人気を集めています。

また、はっさくの果実と白餡を包んだはっさく大福は、優しい風味の餡とはっさくの酸味が見事に調和し、インパクトのある美味しさと評判です。はっさく大福の元祖とされる「もち菓子のかしはら」は、現在は広島市内に本社があり、広島駅や宮島のサービスエリアなど県内各地ではっさく大福を販売しています。

尾道市を中心に複数の店舗を構える老舗の菓子店「中屋本舗」では、はっさく大福のほか、はっさくプディングなど洋風の要素をプラスしたスイーツの開発にも力を入れています。はっさくの風味を生かしたヘルシーな焼きドーナツも人気です。

おしゃれに美味しくアレンジを加えたはっさくスイーツの充実度は、因島の魅力の発信に大いに貢献しています。

[写:Kenichiro MATOHARA@fliker]

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