母親や祖母の時代に比べてワーキングマザーが増えた今、昔と同じように家事を完璧にするのは至難の業。時間に追われる中でいかに効率的に家事を行うかがカギを握り、子供過ごす時間を捻出するために便利アイテムを駆使する。でもね、ママの笑顔、家族の笑顔を保つためにも、そんなフレキシブルなやり方だっていいではないか。「これでいいのかな? 」と思うママに寄り添った今風子育てをご紹介します!
完璧は求めない
子供のためにも家は清潔でなくてはならない、食事も手作りでなくてはならない、夫のために家を整理整頓しておかなくてはならない、など。「○○しなくてはならない」に縛られて気づけば気持ちに余裕がない、そんな状況に陥りがちです。
ですが、働いている限り家事も育児の時間も限られています。寝ずに家の掃除ができるかといったら、それは体を壊すでしょう。理想はもちろんありますが、現実はその理想を叶えることでママの気力と体力を大きく失います。肩の力を抜くことも大切。完璧を求めず、最低ラインができていれば合格、そこから漏れても明日やれば間に合うならば、家事の手を止めて子供や家族と向き合ってみましょう!
重箱は四角いものですが、今の時代は丸いお重だと思えばつつくところはありません。それよりも、ギチギチな生活ではなく、気持ちよく過ごせるめぐりの良い生活を心がけてみませんか?
夫婦分担の時代です
「めぐりの良い生活」とは、理想を言えばどこかで滞っていないこと。それには夫婦の協力が大切です。家事や子育ての分担をし、生活しやすい流れを整えていくことです。ママの負担が大きく気持ちが爆発してしまう、そんなことを繰り返すこともめぐりが良いとは言えませんよね。自分ですべてを抱えずに、辛い気持ちやしんどいこと時は、パパに家事や育児を変わってもらって1人の時間を作りましょう。
つい自分のことを後回しにしてしまいがちですが、自分の中もめぐり良くしておくことも大事なことです。
できないことを振り切る潔さ
できないことに苛立ちや虚しさを感じるより、できることから生まれる楽しさや達成感の方が笑顔も増えると思いませんか?
イライラしているママよりも笑顔でいるママの方が家族も安心できるはず。手が回らないことは夫婦で分担したり、時間を取りやすい週末に回したり、すべてを完璧にやろうと思わずに、できないことはこの際目をつぶる潔さがフレキシブルママには必要です。
そのため、ここまでなら許容範囲かな、という体力的な部分やメンタル的な部分も合わせて知っておくことオーバーヒートせずにいられますよね。家事や育児をさぼって自分を甘やかすのということではありません。心身ともにママが健康で母業を務められるようにフレキシブルは必要なのかもしれません。
(文・森 初世)