八丁味噌の美味しさを伝える八丁味噌カツサンド

和食の調味料として欠かせない存在である味噌は、地域によって製法や原材料に差があります。愛知県を中心とする中京地方では、古くから大豆に麦麹を加えて発酵させる八丁味噌が作られてきました。濃厚でコクのある八丁味噌は、赤出汁に溶き入れて使用する以外に、幅広い料理の調味に活用されています。

名古屋グルメとして多くのファンを持つのが、味噌カツです。味噌カツは、通常はソースを掛けて食すことが多い豚カツに、八丁味噌を使った味噌だれを付けて食べます。濃い目の味付けで、ご飯との相性が良いことから、カツ丼として提供している店舗もみられます。

また、名古屋発祥の喫茶店・コメダ珈琲では、みそカツサンドを提供しています。コメダ珈琲の店舗展開が加速するにつれ、中京圏以外に住む人にとっても、みそカツサンドが親しみのある食べ物となりつつあります。みそかつサンドの知名度アップには、中部国際空港・セントレアで販売している名古屋だるまのみそかつサンドも貢献しています。コーヒーや紅茶のみならず、ビールやワインとの相性も良いと好評です。1000円以内の手頃な価格設定にし、移動中でも食べやすいサンドイッチの形状で提供することで、八丁味噌の魅力をより多くの人に発信することに成功しているのです。

[写:PROYuya Tamai@fliker]

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