おつまみに!おやつに!人気の大阪名物のイカ焼き

大阪キタエリアの中心である梅田駅に隣接する阪神百貨店の地下食料品売り場には、行列のできる人気のB級グルメの店があります。「阪神名物いか焼き」と書かれた看板を掲げる、テイクアウトのイカ焼き専門店となっています。

全国的によく作られているイカ焼きは、イカを丸ごと焼いて醤油ベースの甘辛ダレを絡めたものですが、大阪のイカ焼きは、小麦粉を使ったこなもん料理が盛んな大阪ならではの料理です。小麦粉を関西風の旨味が効いた出汁で溶いたものに、イカのゲソを混ぜた生地を熱した鉄板に流して焼き上げます。生地を挟んで上下から熱して焼くことができる専用の鉄板で作るのが、大阪のイカ焼きの特長のひとつです。焼き上がったら、ソースを塗って半円状に畳めば出来上がりです。

もっちりとした生地の食感とイカのゲソの噛み応えが好相性のイカ焼きは、大阪人のソウルフードと呼ばれています。大阪府下では、商店街の中に地元の人々から愛されるイカ焼きの専門店がある町も数多くみられます。比較的手頃な価格で購入できることから、子供のおやつとしても人気です。イカ焼きに卵を割り入れたり、ソースではなく、醤油やポン酢で味わったり、と様々なアレンジを加えながら、親しまれてきた料理です。

[写:yamamoto yousuke@fliker]

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