毎日の生活がマンネリ化していませんか。同じことを繰り返していた方が楽ちん、と決まったことだけしかしない生活をしていると、脳が衰えていってしまうかもしれません。脳が活性化され脳細胞が増えると、好奇心がわき新しいことにチャレンジしたいと思うようになるものです。そのためには脳を刺激するように、毎日のちょっとした心がけが大切です。
脳細胞は増やすことができる
寄る年波には勝てぬ、といいますが、人は年をとっていくことに逆らえないですよね。体の筋肉が衰え足腰が弱くなっていくのは止められません。ああ悲しいかな、脳細胞さえも年とともに衰えていくものだと、今までは考えられていました。しかし近年この説が覆され、脳細胞は増えることが明らかになっています。1000億個もあるという人間の脳細胞は、生まれてくるときに神経幹細胞を母体として作られたものです。生後は、脳細胞は年を重ねるにつれ壊れていきますが、神経幹細胞は脳にずっと存在し続け、新しく細胞を作り出していることが分かったのです。
脳細胞を増やすためには努力が必要
脳細胞が増えるとは何とも喜ばしいこと、何歳になっても希望が持てますよね。でも脳細胞は誰でも等しく増えていくというわけではないんです。努力すればするほど増えますが、しなければ増えないかもしれません。また脳細胞はストレスが多いと増えにくく、栄養不足も細胞の生成に影響してしまうそうです。脳細胞が増えなくなると、うつ病などにかかりやすくなり、また脳細胞の生成とアルツハイマー病との関係性も指摘されています。
脳細胞を増やすには
脳細胞が増えることは、脳全体が活性化していること、すなわち体全体が元気であることを意味しています。脳細胞を増やすには、ストレスや栄養不足を避けると同時に、脳にある程度の刺激と負担をかけると効果的です。例えば毎日同じ方法で、同じ行動をとっているならば、少しやり方を変えてみることが脳への刺激となります。いつも靴下を右から履いているのなら、たまには左から履いてみる。いつも同じ道を行くのではなく、違う道を選んでみる。利き手とは異なる方の手を使ってみる。いつもとは違う料理に挑戦してみるなど、日常生活で異なる方法をとってみるだけで、脳に刺激を与えることができるのです。
また指先を使うようにする、旅行などで新しい体験をする、音楽をじっくりと聴くなどして、五感をフルに使うことも脳を活性化させる効果があります。いつまでも切れのある脳を維持したいですよね。マンネリ化した生活は逆効果となってしまいます。ちょっとした工夫で脳に刺激を与え、脳の活性化を目指しましょう。
writer:Akina
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