FIFA会長選に出馬表明の田嶋幸三氏「侍の魂でインファンティーノ会長と戦う」 5件の推薦には「自信」

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 国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙への出馬を表明した日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長が、イギリスメディア『BBC』の独占インタビューに応じた。6日に同メディアが伝えた。

 FIFA会長選挙は2027年3月のFIFA総会で実施予定。2026年11月18日が立候補希望者の必要書類提出期限となっている。

 現職のジャンニ・インファンティーノ氏がすでに立候補を表明している。しかし、今夏に行われたFIFAワールドカップ2026では、かねてよりアメリカのドナルド・トランプ大統領と蜜月関係にあったなか、FIFAがアメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分に1年間の執行猶予を付与したことで世間は大バッシング。さらに同大会後にはW杯事業の子会社化および一部株式の売却計画を企てたが、欧州サッカー連盟(UEFA)を中心に猛反発を食らって頓挫した。

 インファンティーノ会長にまつわる過去のスキャンダルも続々と報じられ、世間からの評価は低下する一方。だが、カネに物を言わせた政治で多くの国からの支持を繋ぎ止めているのが現実だ。アジアサッカー連盟(AFC)も当初はインファンティーノ会長の意思決定プロセスに疑問を投げかけていたが、先月に東京で行われた臨時総会では一転して続投を支持。JFAの宮本恒靖会長もAFCと足並みを揃えることに前向きだと発言していた。

 しかし、5日に田嶋氏が立候補の意思を電撃表明。理事会の満場一致でJFAは田嶋氏を支援することになった。

 欧州でも田嶋氏の出馬が大きく報じられるなか、同氏は『BBC』に対し、「(インファンティーノ会長には)多くの支持者がいることは承知しています。いま私は一人で、予算も十分ではありませんが、それでも構いません。私の政策、私の哲学、そして侍の魂をもって、彼と戦わなければならない」と、決意を語った。

「サッカーというスポーツが守られ、すべての人に愛され、楽しまれるものであるようにしたい。FIFAの仕組みを見直し、良いガバナンスを築く必要があります。世界が不安定な状況にある中で、スポーツ、とりわけサッカーは、フェアプレー、協力、努力、誠実さといった良い価値観を示し、社会の模範を示すことができます。ですからまず、ガバナンスを見直して立て直し、『フットボール・ファースト』の原則のもと、サッカーをすべての人に開かれたものにしたいのです」

 正式な立候補のためには、18日までにJFAを含めて5件の推薦を集める必要がある。田嶋氏は「自信はあります。すでにいくつかの加盟協会に打診していて、今のところ良い返事をもらっています」と明かし、「簡単ではありませんが、もちろん勝ちたいと思っています」と語った。