唯一の日本代表初招集となった福田師王、選出の理由は? 森保一監督「毎試合見るたびにできることが増えている」

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 4日、日本サッカー協会(JFA)は『MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE』に臨む日本代表メンバーを発表した。

 3日に、来年1月にサウジアラビアで開催予定だったアジアカップの延期が決定。森保一監督にとっては、最後の大会となるはずだったアジアカップが延期されるとともに、そこへの準備として目論んでいた今回の活動が最後の活動になる可能性も浮上している。

 FIFAワールドカップ2026のラウンド32で敗れたブラジル代表、そしてパラグアイ代表と、南米の強豪2カ国との対戦を控える中、森保監督は長期離脱していた町田浩樹(ホッフェンハイム)や南野拓実(モナコ)を復帰させたほか、唯一の初招集選手として福田師王(カールスルーエ)を招集した。

 福田は、神村学園のエースとして高校サッカー選手権などで活躍。卒業後はJリーグでのプレーを経ずに、ブンデスリーガのボルシアMGへと加入。ただ、なかなか出番を得られずにいると、2025ー26シーズンには2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のカールスルーエへとレンタル移籍。今シーズンからは完全移籍へと切り替わりプレーしている。

 今シーズンはここまでリーグ戦8試合に出場し、3ゴールを記録している福田。森保監督は初招集の理由について「ブンデスの2部ですが、非常に力をつけている。毎試合見るたびにできることが増えていって、インテンシティ高くプレーしながらも、クオリティを発揮していっているということが見受けられる」と、成長している姿を高く評価。「コーチ陣とも複数のフィルターをかけて見ている中で、日本から海外に行って、ボルシアMGではなかなか出場機会に恵まれなかった中で現在に至っていますが、しっかりプレーできていることで、さらに高いレベルでプレーできるポテンシャルを見せてもらっています」と、悔しい思いを経験しながらも、着実に成長している姿とポテンシャルを評価しての招集だと語った。

 現在22歳の福田は、ロサンゼルス・オリンピックの世代の1つ上。出場するとなればオーバーエイジ枠となるが、今後の日本代表を背負っていく上では重要な世代でもある。U-21日本代表も同時期にスペイン代表とエジプト代表との戦いを控える中、「今回(ロサンゼルス・)オリンピック世代の選手をスペイン遠征にスライドしてもらっている中で、同年代の選手としてA代表に来てもらって、また基準を上げてもらえるようにということを、今の成長曲線と、さらに成長が望めるということで招集させてもらっています」と、高いレベルを感じてもらいたいと期待を寄せている。

 今季はDFBポカールでも2試合に出場し、2回戦では古巣であるボルシアMGと対戦。ゴールこそなかったが、高いパフォーマンスを1部のクラブ相手にも披露していた。森保監督は「先日のポカールでも非常に良かったと思いますし、古巣のボルシアMGと戦った時も、ブンデス1部でも十分通用するというところを見せてもらいました」とコメント。しっかりと力を発揮できているところも、招集に至った要因の1つだという。

 今回はメンバーから外れたが、同年代のFWには塩貝健人(ヴォルフスブルク)などもいる中で、森保監督は若手への期待を口に。「選び方として色々な基準がある中で、やはり5大リーグであったり、主要リーグでもトップトップを選手たちには目指してもらいたいですし、今の日本のフェーズで言うと、全てが高いところにいるということではなく、可能性のある選手たちが世界中にいる」と語り、「そういう情報もキャッチしながら、さらにステップアップしてもらいながら、自分のキャリア、自チームに貢献してもらうとともに、日本代表の戦力として成長を期待するという意味でも選ばせてもらいました」と、トップリーグ、トップクラブ以外でも、しっかりとポテンシャルを発揮し、成長を見せている選手には目を光らせているとし、選考基準についても語った。

【動画】初招集の福田師王、今季リーグ戦で決めた全3ゴール!