「普通の人々の勝利」=民主党躍進、支持者喜び爆発―米中間選挙

「6月に詰む」日本の石油状況は

 【オースティン、デトロイト時事】3日の米中間選挙の上院選で接戦となった南部テキサス州と中西部ミシガン州。民主党の躍進が伝えられると、各候補の支持者らは喜びを爆発させた。テキサス州オースティンで開かれた民主党のイベント会場では、反トランプ政権デモに参加してきたというポール・ボンダーハールさん(31)が「苦労が報われた、普通の人々の勝利だ」とうれしさをかみしめるように話した。
 「ヒュー!」「オー!」。テキサス州は、ジェームズ・タラリコ州下院議員(37)と共和党のケン・パクストン州司法長官(63)が議席を激しく争う注目州。民主党の会場では、テレビで同党の優勢が伝えられるたびに歓声が上がった。
 州内に住む60代の女性は、収束の気配がない物価高騰に危機感を覚える。「何とかしなくては」との思いで民主党を支援してきたが、「こんなに勝つとは思わなかった」と喜色満面だ。
 ミシガン州では民主党から急進左派の公衆衛生専門家アブドゥル・エルサイード氏(42)が出馬。当選すれば米国史上初のイスラム教徒の上院議員となることでも注目される。米メディアによるとエルサイード氏が共和党のマイク・ロジャース元下院議員(63)をややリードしており、デトロイト市内で開催された支援者集会では期待と熱気が高まっている。
 エルサイード氏は高福祉政策や富裕層への課税強化を訴えており、経済的な閉塞(へいそく)感や格差拡大に不満を抱く若者らの支持を集めている。会社員のシャー・フセインさん(39)は「エルサイード氏が掲げる国民皆保険の導入を支持している」と語った。 
〔写真説明〕3日、米南部テキサス州オースティンで勝利を祝うジェームズ・タラリコ州下院議員(AFP時事)
〔写真説明〕3日夜、米南部テキサス州オースティンで、中間選挙の開票を見守る支持者ら