能登復興に向けた取り組みの一環として、新たに観光特急が金沢~和倉温泉間に登場します。
金沢~和倉温泉間で運行
JR西日本は2026年10月26日、石川県の金沢~和倉温泉間で、新たに観光特急を走らせると発表しました。
2024年の能登半島地震や奥能登豪雨からの復興に向けた取り組みの一つです。同社によると、地域との対話を通じて、受け継ぎたい文化や未来への思いを列車に込めつつ、その過程も発信し、震災の記憶と能登の「今」を伝えるといいます。
列車を能登への入口とし、車内での出会いを街の体験へつなぎ、日帰り・宿泊双方の来訪と回遊を促進。運行開始後も、能登に関わり続ける人を増やし、交流と新たな営みが生まれる未来を地域とともにつくるとしています。
車両は、金沢~七尾・和倉温泉間を走る現行の特急「能登かがり火」と同じ683系電車(3両編成×2本)を改造。3両編成のうち1両を特別車両とします。
車両デザインは七尾市和倉町出身のデザイナー・モリモトシンゴさんが監修するほか、和倉温泉観光協会など地域の人々と詳細の検討を進めます。
2029年前半に1本目のデビューを目指します。2本目の運転開始後は、平日を含めて金沢~和倉温泉間で毎日運転する計画です。
なお、現在、金沢~和倉温泉間で運行している観光特急「花嫁のれん」は、使用しているキハ48系気動車の老朽化のため2028年夏頃に運行を終える予定です。
このほか、大阪~和倉温泉間で団体臨時列車の運行も計画されています。2027年春・夏・秋の各シーズンに1本運行される計画です。