フランス・ルノーの小型BEVである「5(サンク)」と、そのスポーツバージョンであるアルピーヌ「A290」が、日本市場へ正式導入されます。
新型「ルノー・サンク」11月に導入へ
2026年10月22日、フランス・ルノー系の日本法人であるルノー・ジャポンとアルピーヌ・ジャポンは、小型BEV(バッテリー式電気自動車)のルノー「5(サンク)」と、そのスポーツバージョンであるアルピーヌ「A290」を日本市場へ導入すると公表しました。両モデルは11月19日(木)に同時発表される予定です。
2ボックスタイプのハッチバック車であるルノー・サンクは、1972年に初代モデルが登場。小型車の主流がFR(フロントエンジン・リアドライブ)方式から、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式へと世界的に移行しつつあった当時、初代サンクは新しいFFレイアウトを採用したベーシックカーとして大ヒットしました。
また、同社のチューナーブランド「アルピーヌ」が手掛けた「サンク・アルピーヌ」(1976年)や、ラリー競技用に開発された「サンク・ターボ」(1980年)など、スポーツモデルも人気に。特にサンク・ターボは、運転席の直後にターボエンジンを積むMR(ミドシップ)車へと大きく改変されたモデルで、WRC(世界ラリー選手権)など数々の競技で活躍しました。
一方、通常のサンクは1984年に2代目へ移行したものの、1990年には後継の「クリオ」(日本名:ルーテシア)にその役割を引き継ぎ、順次販売を終了。2世代累計での販売台数は約550万台と言われています。
そんなサンクは、30年以上が経過した2021年に復活が発表され、フランス本国では2024年に市販モデルが登場。新型サンクはBEVへと大きく転換した一方、デザインなどには、旧来のサンクのテイストが踏襲されました。また、同年には「サンク・アルピーヌ」のリメイク版として、アルピーヌA290もデビューしています。
このほど日本への導入が正式決定した新型サンクは、全長3935mm、全幅1775mm、全高1535mmと、BEVとしては比較的コンパクトなサイズ。駆動用バッテリーは総電力量52kWhで、最高出力150ps、最大トルク245Nm(約25.0kgf・m)を発揮します。一充電当たりの航続距離は、WLTCモード値で405kmとのことです。
他方、アルピーヌA290のボディ寸法は全長4020mm、全幅1815mm、全高1550mm。バッテリー総電力量は通常モデルと同一ですが、最高出力は218ps、最大トルクは300Nm(約30.6kgf・m)まで高められています。一充電当たりの航続距離は360km(WLTCモード)です。
なお、日本仕様のグレードラインナップや価格など、両モデルの詳細な情報は追って公表される見込みです。