ロシアの「旗艦」を沈めた“長槍”インフラ破壊の拠点に使用 火柱が上がる様子が公開される

”視界良好”造船業界の次の一手

ウクライナ国防省は2026年10月21日、ロシアのヴォロネジ州にあるボリソグレブスク飛行場を攻撃し、Su-34前線爆撃機4機を破壊したとする動画を公開しました。

欧州への売り込みも行われているミサイル

 ウクライナ国防省は2026年10月21日、ロシアのヴォロネジ州にあるボリソグレブスク飛行場を攻撃し、Su-34前線爆撃機4機を破壊したとする動画を公開しました。

 この攻撃は10月15日にウクライナ海軍がネプチューンミサイルを使用して実施したもので、ウクライナ国防省が公開した動画には、激しく炎上する基地とみられる施設の様子や、攻撃後の衛星画像が映し出されていました。

 攻撃に使用されたネプチューンミサイルは、対艦ミサイルとして運用されてきました。2022年4月13日には、当時黒海艦隊の旗艦であったロシアのスラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」への攻撃に使用され、同艦を撃沈した実績もあります。

 2025年3月には、同ミサイルを地上攻撃用に改良し、射程を従来の約360kmから2倍以上に延伸したとされる「ロング・ネプチューン」の開発に成功したことも発表されています。

 ボリソグレブスク飛行場は、ロシア軍がウクライナの前線や都市に対して滑空爆弾による遠距離攻撃を行うため、Su-34などの戦闘爆撃機の拠点として使用してきました。今回の攻撃は、長距離打撃能力を獲得したウクライナ軍が、逆にロシア軍の航空作戦拠点に反撃を仕掛けた形となります。

 ウクライナ海軍の報道官は今回の戦果について、「(戦果としては)戦闘機2~3機分ではあるが、ロシアの防衛産業が少なくとも半年かけて積み上げてきた努力を、正確な一撃で無駄にした」と発表しています。

 なお、ウクライナはネプチューンミサイルの実績をアピールし、欧州諸国への売り込みも進めています。エストニアやルーマニアなどが強い関心を示しているとされています。

【ロシアの基地に届く射程…】火柱をあげる飛行場(動画)