10月21日から23日にかけて、東京都内でアジアサッカー連盟(AFC)および各地域協会の会長・事務総長会議が行われ、終了後に日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が取材に応じた。
来年1月に開幕予定のAFCアジアカップは、開催国サウジアラビアの情勢悪化が懸念されている。今月に入り、イエメンの反政府勢力フーシ派が首都リヤドの国際空港などを標的に攻撃を実施し、死者が出る事態となったことで、中東情勢の緊張が再び高まっている。また外務省は22日にサウジアラビアの首都リヤドを含む州への危険レベルを引き上げ、渡航中止勧告(レベル3)とした。宮本会長は「ちょうどサウジアラビアの人たちともミーティングをしました。彼が一番に考えていることは、選手やサポーター、大会に参加する人たちの安全だと言っていたので、それをAFCと連携して大会開催の可否を決めるということでした。それには少し時間がかかる」とコメントした。
大会を1年延期してサウジアラビアで開催する可能性も報じられているが、宮本会長は「あまり仮定の話はできないですが、とにかく安全面のところは大切に考えたい」と強調。「11月にタイで行われる理事会で決まると思います。それまではしっかりと情報を集めたい」と話し、約1カ月後にタイで開催されるAFC理事会で、予定通り開催するか、延期するかが決まる見通しを示した。
日本代表は2018年から指揮を執る森保一監督がAFCアジアカップをもって退任し、来年3月から大岩剛監督の新体制に移行する予定だ。森保ジャパンの集大成として大会を制し、大岩監督にバトンタッチするという青写真が描かれていたが、大会開催の行方は不透明な状況となっている。仮に1年延期され、2028年1月の開催となった場合、同時期にはロサンゼルス五輪の予選を兼ねたAFC U-23アジアカップが日本で開催される予定となっており、兼任で指揮をする大岩監督への影響も懸念される。
宮本会長は「今までのAFCのやり方だと、コンペティションが重なるということはあまりやってこなかったとは思います。どうすれば開催できるのか、解決できるのかは、こちらからもアイディアを出していきたい」と説明。日本代表監督の人事への影響については「それもまた仮定の話になってしまうのであれですけれども、総合的にしっかり考えたい」と述べた。
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