JR東日本は2026年10月23日、台風25号で被災した久留里線の久留里〜上総亀山間について、鉄道での復旧を断念すると発表しました。同区間はもともと廃止が予定されていましたが、復旧を待たずに事実上の営業終了となります。
復旧に半年、廃止予定は目前
JR東日本は2026年10月23日(金)、台風25号の影響により運転を見合わせている久留里線の久留里〜上総亀山間について、鉄道による復旧を断念すると発表しました。
同社によると、この区間では台風25号の影響で列車の運行に支障をきたす被害が多数発生。特に上総松丘駅から上総亀山駅の間では、大規模な盛土崩壊が3箇所で確認されたといいます。
3箇所の崩壊延長はそれぞれ約20m、約50m、約60mで、崩壊した土の量も合計で約5600立方メートルにのぼります。詳細な調査や検討を進めた結果、これらの被害を復旧させるには、工事の着手から半年程度の期間が必要であることが判明しました。
一方で、この久留里~上総亀山間は、鉄道事業法に基づき2026年3月9日付で国土交通大臣に鉄道事業の廃止届が提出されており、2027年4月1日が廃止予定日となっています。
こうした事情から、JR東日本は「鉄道の復旧を断念せざるを得ないという結論に至りました」と説明しています。
なお、廃止予定日の前日にあたる2027年3月31日までは、引き続きバスなどによる代行輸送を実施します。また、2026年2月16日に君津市と取り交わした基本合意書に基づき、持続可能な公共交通の構築を支援するとともに、地域と連携しながら地域貢献に努めていくとしています。