「核ごみ」最終処分場の操業許可=世界初、来年にも稼働―フィンランド政府

日本の造船企業が活躍する鍵とは

 【ロンドン時事】フィンランド政府は22日、南西部オルキルオト島の地下に造られた核廃棄物最終処分場「オンカロ」の操業を許可した。原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の世界初の最終処分場となる。運営するポシバ社によると、早ければ来年にも稼働を開始する可能性がある。
 同国の放射線・原子力安全庁(STUK)が8月、オンカロについて「安全基準を満たしている」との評価を報告していた。研究・設計段階から40年以上を経て実用化することとなり、ポシバ社のイルッカ・ポイコライネン最高経営責任者(CEO)は「社と国にとって偉大で歴史的な日だ」と歓迎。ムルタラ気候環境相も「建設から使用済み核燃料の最終処分に至るまで、原発の安全かつ責任ある利用は私たちが世代を超えて負うべき責務だ」と強調した。
 許可は2070年末までで、国内で稼働中の原発で発生した核のごみが処分対象。銅製と鋳鉄製の容器(キャニスター)で二重に密封した後、粘土で覆い、地下約430メートルの縦穴に埋めて隔離する。隔離期間は10万年以上とされる。