「見せたいのは闘争心とハードワーク」海外志向も明かすメンディーサイモン友、大宮加入で描く成長曲線と覚悟

”視界良好”造船業界の次の一手

 世代別の日本代表も経験し、世代屈指の選手の1人として注目を集めていた流通経済大学付属柏高校のDFメンディーサイモン友。海外クラブからも関心を集め、J1の複数クラブへの練習も参加した中、プロ入りのクラブに選んだのはJ2を戦うRB大宮アルディージャだった。

 22日に行われた加入内定会見では「ここがゴールではない」と、先々のキャリアについても言及したメンディーサイモン友だが、「幼い頃からの夢であったプロサッカー選手になるには、やっぱりRB大宮アルディージャが一番自分にとって素晴らしい環境が整っている」と加入の決め手について明かした。

 1年生の時、全国高校サッカー選手権では先輩たちが決勝まで勝ち上がったものの準優勝に。2年生で迎えた昨年の選手権では、チームはベスト4に終わった。Uー17日本代表としてもUー17ワールドカップを戦ったメンディーサイモン友。チームでは今年はキャプテンを任され、ボランチでプレーする中で、やはり夢は海外でのプレーだ。

 「自分は結構海外に出たいと思っている」と明言したメンディーサイモン友。レッドブル・グループに入っている大宮は、海外へのルートが整っている状況。さらに、10代の選手を積極的に試合で起用するチーム方針も大きな要素となり、「大宮アルディージャで試合に出ることが大事ですけど、その先にしっかりとレッドブルに繋がっている海外のチームに行きたいなという思いもあった」と率直な気持ちを口にした。

 それでも「まずは一日でも早く大宮の試合に出る」と目標を語ったメンディーサイモン友。「試合に勝って自分の力も含めてJ1に昇格する」と意気込みを語り、「しっかりとRB大宮アルディージャでキャリアを積んで、海外に行って、できるだけ早い段階の年齢でA代表とか海外のいいクラブに行って試合に出て、日本代表を背負える選手になりたい」と夢を語った。

 成長できる環境があると大宮を選んだ理由を語ったメンディーサイモン友だが、「練習のレベルも高いですし、このレベルについていかなきゃいけないなという刺激を受けました」と具体的な理由も口に。「自分と似たような外国人の選手がいたり、ハーフの選手が多かったりして、自分に似た選手が多くいるところが一番成長できるクラブなのかなと感じました。RBということで、海外とつながっているのも大きかった」と、クラブの取り組みだけでなく、環境面を考えても一番成長できるクラブであると感じたという。

 21日に行われた明治安田J2リーグ第11節のカターレ富山戦では、NACK5スタジアム大宮を訪れ、ファン・サポーターの前で挨拶を行った。「こんなに応援してくださっている人がいるんだなという自覚というか、覚悟を決めた瞬間でもあった」と語ったメンディーサイモン友。1月からはそのサポーターの前でプレーする機会を得ることになるが、見てもらいたいポイントについては「自分はチームを勝たせようとするリーダーシップや闘争心、チームに懸けているんだという姿勢」とコメント。「誰よりも走って体を張ってハードワークできる選手になっていきたい」と、即時奪還やゲーゲンプレスをスタイルとする大宮に完全にハマるプレーヤーだ。シーズン途中に加わるという難しさはありながらも、フィットすれば非常に重要な戦力として、大きな期待をかけられる存在となることは間違いなさそうだ。

取材・文=菅野剛史(サッカーキング編集部)