ヴィルツ、過去5季で最多のチャンス創出数も…現地解説は“諸刃の剣”と指摘「安定感がない」

空き家の85%、1年後も空き家

 リヴァプールに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが、17日に行われたプレミアリーグ第7節ブレントフォード戦で好スタッツを記録。しかし、クラブOBでイギリスメディア『BBC』の解説を務めるダニー・マーフィー氏は、ヴィルツの起用が布陣の不安定さを引き起こしていると指摘している。

 ブレントフォードの先制を許したものの、相手が退場者を出したこともあり、リヴァプールは後半に2得点を奪って2-1で逆転勝利。ビハインドを背負ったアウェイゲームで勝利したのは、2023年12月以来、実に20試合ぶりの出来事になったという。

 ビクトル・ムニョスの同点ゴールをアシストしたヴィルツは、同試合にてオープンプレーから9回のチャンスクリエイトを記録。これは、2021年1月に当時リヴァプールのサディオ・マネが記録した数字と並び、過去5年半のプレミアリーグで最多のチャンス創出数となった。また、ファイナルサードへの侵入12回は両チームを通じて最多、ファイナルサードでのパス数も37本を記録した。

 一方、ボールロスト数はミロシュ・ケルケズに次いでチームで2番目に多い19回。デュエル勝利数も9回中1回のみだったようだ。

 マーフィー氏は「勝ち点を取るという仕事はやってのけた」と難しいアウェイゲームで結果が出たことを評価した一方で、ヴィルツをトップ下に配置することによってリヴァプールの布陣がアンバランスとなり、試合運びに影響していると指摘した。

「2人のウインガー、そして“10番”のポジションにヴィルツを配置して戦っている。だから、2人のMFに大きく頼って広いスペースをカバーしようとしている。ブレントフォードにとって、ビルドアップして背後を突くのがあまりに簡単だった。今日の試合で私が最も懸念するのはそこだ」

「安定感がなく、陣形としてもまとまりがない。ヴィルツが試合に影響を与えられずにいる10番を置くのではなく、中盤を3人にすべきだ。常に優先すべきは土台、つまり守備と安定感、そして負けにくいチームであることだ。それ以外はそこからついてくる。今のところは、少しばかりオープンに見える。もっと強いチームが相手なら痛い目に遭うだろう」

 リヴァプールはこの後、チャンピオンズリーグのビジャレアル戦を皮切りに、好調ブライトンとの対戦、リーグカップのチェルシー戦、そしてアーセナル戦と難敵相手の連戦が続く。ヴィルツはビッグマッチでも結果を残して、評価を高めることができるのだろうか。

【ハイライト動画】ブレントフォードvsリヴァプール