JR東海とJR西日本は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「みずほ」指定席特急料金とグリーン料金を2027年から改定すると発表しました。料金が引き上げられる一方、グリーン車では座席の刷新や専用待合室の新設など、サービス向上が図られます。
のぞみ・みずほ指定席は最大880円アップ グリーン車は「大幅引き上げ」
JR東海とJR西日本は2026年10月16日、東海道・山陽新幹線における「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金と、全列車のグリーン料金を見直すと発表しました。
改定後の発売額(運賃・料金の合計)は、東京〜新大阪間の「のぞみ」普通車指定席で現行より700円高い1万5420円に、東京〜博多間では880円高い2万4090円となります。なお、「のぞみ」「みずほ」の普通車自由席の特急料金は改定されません。適用は2027年7月1日購入分からとなります。
一方、全列車のグリーン車に適用されるグリーン料金は、2027年12月15日乗車分から改定されます。営業キロに応じて800円から4510円の値上げとなり、例えば東京〜新大阪間(600kmまで)では現行の5400円から8400円へ、東京〜広島間(801km以上)では7790円から1万2300円へと、大幅に引き上げられます。
グリーン車、めっちゃ変わります!
今回のグリーン料金改定は、さらなるサービス向上とセットで実施されます。
車内設備では、ドリンクホルダーなどを備えた「多機能アームレスト座席」と、隣席との間にパーティションを設けた「パーティション座席」の2タイプを整備します。また、N700Sではパウダーコーナーの新設や、フルアクティブダンパの制御改良による乗り心地の向上(揺れを約10%低減)が図られます。これらのサービスは2027年12月15日以降、順次導入される予定です。
これに先行し、2026年10月26日からは無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」の対象号車拡大や、トイレ設備の充実(サニタリーボックスの構造変更、ベビーチェア設置)も順次進められます。
JR東海と西日本は値上げについて、昨今のインフレに伴いコストが上昇していること、新型車両投入などサービス向上を重ねてきた一方で、料金は消費税率改定を除き据え置いてきたことを挙げ、今後も時代に合ったサービスを提供し続けるために料金を改定するとしています。今回の改定で得られた収益を今後のさらなる安全性の向上やサービスの改善に活用していくということです。