千葉の「圏央道」残り区間もホントに年度内開通する? つながれば成田~千葉市&アクア直結 効果は絶大!?

空き家の85%、1年後も空き家

茨城の東関東道と同時期に全通するはずだった千葉の圏央道。前者の開通延期が決まりましたが、圏央道のほうは大丈夫でしょうか。全通すると流れは大きく変わりそうです。

圏央道の多古IC~松尾横芝IC間は順調か

 圏央道の千葉県内の未開通区間である大栄JCT~多古ICと、東関東道の茨城県内の未開通区間である鉾田IC~行方(なめがた)ICが、ともに2026年11月に延伸開通の予定です。どちらも2026年度内には残り区間も開通して全通するはずだったものの、東関東道の残り区間(行方~潮来)については工事の遅れから2027年度にずれ込むことが発表されています。

 では、圏央道の残る多古IC~松尾横芝IC間は順調なのでしょうか。

 結論から言うと、10月中旬に現地を見た限りは順調そうです。舗装や道路施設は完成しきっていないものの、東関東道の切土区間のように「これはあと半年では無理だろう……」と思うような場所は見られませんでした。

 大栄JCT~多古IC間は約6kmのうちに圏央成田ICも設けられるのに対し、多古IC~松尾横芝IC間は約9kmあるものの途中のインターチェンジがありません。一方で、道路の構造は大栄JCT~多古IC間よりも変化に富んでいます。同区間が盛土や切土を中心とした構造なのに対し、多古ICから先にはトンネルや長大な高架橋が登場します。

 その一つが、延長616mの芝山トンネルです。ゴルフ場の下を貫通するトンネルで、周囲の地形を生かしながら道路が延びていきます。

 トンネルを抜けると、横芝光町と山武市にまたがる低地を、高架橋で一気に横断します。高谷川高架橋と呼ばれるこの橋は、延長約1.7km。水田が広がるエリアを弧を描くように貫く連続高架橋で、地上から見上げると、そのスケールの大きさが際立ちます。

 終点の松尾横芝ICでは、現在、圏央道の東金方面から銚子連絡道路へランプで接続しています。圏央道の本線が延伸すれば、銚子連絡道路へ分岐する現在の構造から、圏央道がそのまま東へ延びる形に変わります。

この区間が開通すれば、圏央道を経由して東京湾アクアラインと成田空港が直結します。さらに、東関東道から圏央道、千葉東金道路へとつながるルートも利用できるようになり、千葉市南部や市原市方面などから成田空港へ向かう際の選択肢も広がります。京葉道路で渋滞する貝塚IC前後を通らずに空港まで高速道路で直結できるようになるため、流れが変わる可能性もあります。