マンチェスター・シティを率いるエンツォ・マレスカ監督が、自チームに浴びせられた痛烈なチャントについて言及した。13日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
独立委員会による審理終了から1年半以上が経過した先月末、プレミアリーグはマンチェスター・シティの9シーズンに渡る重大な財務規定違反の全容疑、および調査協力義務違反の大部分を認定。同クラブが収益を8億3000万ポンド(約1740億円)も人為的に水増ししていたことが明らかになった。クラブは異議を申し立てているが、今後プレミアリーグからの追放や勝ち点剥奪、巨額の罰金など厳しい制裁が科される可能性がある。
現地時間11日にはリヴァプールの本拠地『アンフィールド』へ乗り込み、財務規則違反が認定されてから初めての試合を戦ったマンチェスター・シティ。3-0と快勝したが、スタンドに詰めかけた観客からは「チート(不正者)」というチャントやブーイングが浴びせられ、同クラブの熱狂的サポーターであるノエル・ギャラガー氏が所属するロックバンド『Oasis』の歌詞を引用したバナーも多数掲げられていた。
他クラブのサポーターから向けられている厳しい視線について、マレスカ監督は「状況がより複雑な分、選手や私以上にファンは辛かっただろう。例えば、もし私がアーセナルやユナイテッドのファンだったとしたら、シティのファンに向かって『お前たちは不正をしているじゃないか』と言えるだろうからね」とコメント。その上で、あくまでピッチ上でのパフォーマンスと結果のみに集中する姿勢を改めて強調した。
「これまで何度も言ってきたが、私は完全にリラックスしている。断言するが、私が頭を悩ませるのはゲームプランやトレーニングの内容についてだ。自分ではどうにもできないことには悩まない。選手たちに伝えるメッセージも同様だ。事態の深刻さは理解しているが、我々がどうこうできる問題ではなく、力を発揮できるのはピッチの上だけなんだ。チームを取り巻く周囲の雑音は非常に大きいが、勝利という結果で我々自身の声を響かせていかなければならない」
また、キャプテンを務めるポルトガル代表DFルベン・ディアスも「選手として成長する過程では、どんな雑音にも動じない自分を築き上げていく必要がある。チームは非常に落ち着いている。クラブを信頼しているし、サッカーを楽しむことに集中しているんだ。世間は僕たちが勝つことを好まないかもしれないが、僕たちは勝つことが大好きなんだ」と指揮官に同調している。
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