スウォンジーに所属する韓国代表FWオム・チソンが、チャンピオンシップ(イングランド2部)の試合中に観客から人種差別的な暴言が浴びせられたようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
チャンピオンシップ第10節が13日に行われ、ミルウォールとスウォンジーが対戦。1-0でアウェイのスウォンジーが勝利を収めたなか、ベンチスタートとなったオム・ジソンに対し、観客から人種差別的な暴言が浴びせられたとの報告が審判団になされたことで、試合は65分頃から7分近く中断する事態となった。
両チームの指揮官と審判団による協議が行われ、警備員も現場に駆けつけた後、試合は再開されたが、スタジアム内では人種差別的なチャントに関する報告があったことがアナウンスされ、CCTV(監視カメラ)の映像を用いて違反者の特定が進められていることも伝えられていた。
試合後、スウォンジーのヴィトール・マトス監督は被害を受けたのがウォーミングアップ中のオム・ジソンだったことを認め、ミルウォールのアレックス・ニール監督も「報告は受けており、当然ながら、こうした行為は容認できるものではない」と語っていたなか、両クラブは以下のように声明を発表し、警察による捜査が行われていることを明らかにしている。
■ミルウォール
「ミルウォール・フットボール・クラブは、火曜夜に行われたスカイ・ベット・チャンピオンシップの試合の後半、スウォンジー・シティの選手に対して差別的な暴言が向けられたとされる個別の事案を認識している」
「当クラブは、いかなる形態の差別的暴言に対してもゼロ・トレランス(一切容認しない)方針を掲げている。そのような行為に関与したと判明した個人に対しては、可能な限り厳しい措置を講じる。クラブは事実関係を解明するために関係当局と連携しているが、今夜の事案は現在警察の捜査対象となっており、これ以上のコメントは差し控えさせていただく」
■スウォンジー
「当クラブは、審判団、ミルウォール・フットボール・クラブ、そして警察がこの事案に対して迅速かつ断固とした対応をとったことに感謝の意を表する。今後はすべての規定や手続きに従い、捜査が進められる中で関係各所にあらゆる協力をしていく。私たちはジソンと共にあり、彼に惜しみない愛情とサポートを送り続ける」