横浜市で建設が進む都市計画道路「桜木東戸塚線(平戸地区)」で、いよいよトンネル本体の掘削工事がスタートします。
いよいよトンネル本体の掘削スタート
横浜市道路局は2026年10月より、市内で建設が進む都市計画道路「桜木東戸塚線(平戸地区)」について、トンネル本体の掘削工事に着手しました。
この道路は、横浜都心部の桜木町から戸塚区内の国道1号までを東西に結ぶ「平戸桜木道路」の実質的な延伸部にあたります。平戸桜木道路の終点となっている国道1号「山谷」交差点にそびえる住宅街の山を2本のトンネルで貫き、環状2号線(環2)へつなげます。
新設区間は670mで、幅員は24mから28mと広く、4車線が確保されます。環2側はすでに立体交差となっており、環2本線の高架橋下の丁字交差点に新しい道が接続。その先は高架でJR線(東戸塚駅付近)を越え、横浜新道の川上IC方面や相鉄いずみ野線方面へ通じています。
この山谷交差点前後の国道1号は、道が細いため渋滞が慢性化し、住宅街が国道1号と環2を行き来する車両の“抜け道”になっている現状があります。また、この交差点の南で環2と接続する「平戸立体」もボトルネック化しています。山谷交差点から環2までが一直線に繋がれば、住宅街の安全性の確保や、平戸立体をはじめとする周辺ルートの混雑緩和にもつながると見込まれます。
この桜木東戸塚線の都市計画が決定されたのは、戦後まもない1946(昭和21)年で、事業化は1989(平成元)年のことでした。その後少しずつ用地取得が進められてきましたが、事業が大きく動き出したのは元号が令和となった2024年度からです。
トンネル本体工事は、国道1号側の「第2トンネル」(約160m)から着手します。このほど準備作業がほぼ終了し、掘削工事が始まりました。掘削工事はまず「中央導坑」と呼ばれる小規模な導坑から着手し、続いて側壁部分を掘った後、最後に断面全体を広げる「本坑」の作業を行う計画です。
なお横浜市道路局は現在のところ、第2トンネルの掘削完了を2028年3月末、桜木東戸塚線トンネル工事の全体工期を2032年3月末までと予定しています。