新たな“ドローンキラー”がロシア軍の機体を撃墜! AIを活用 次世代の「ゲパルト」といえる車両が活動中

飛行機飛べば需要増 MROとは?

ウクライナ政府の公式サイトである「ユナイテッド24」は2026年10月26日、トルコ製の「コルクト(Korkut)」機関砲防空システムの供与をすでに受けていると報じました。

費用対効果の高い迎撃手段?

 ウクライナ政府の公式サイトである「ユナイテッド24」は2026年10月26日、トルコ製の「コルクト(Korkut)」機関砲防空システムの供与をすでに受けていると報じました。

 数こそ少ないものの、すでに複数のコルクトがウクライナ軍に配備され、ロシア軍のドローンを迎撃することに成功しているとのことです。

 この供与については、ウクライナ、トルコ両政府や製造元のアセルサンから事前の発表はありませんでした。

 欧州メディアの取材に匿名で応じたウクライナ政府関係者によると、運用開始当初、乗員はシステムにいくつかの問題を経験したものの、比較的小規模な調整によって問題は解決されたといいます。また、その能力に対して適正な価格であると評価されており、ウクライナは追加調達にも関心を示しているとのことです。

 アセルサンが開発したコルクトは、2019年3月からトルコ軍に納入が開始された、25mm機関砲を中心に構成された短距離防空システムです。有効射程は1kmを超え、発射速度は毎分最大600発に達します。照準・探知システムには、アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダー、赤外線カメラ、レーザー測距儀が搭載されているほか、目標の探知・交戦にはAIベースのアルゴリズムが使用されています。

 車両に搭載して自走対空砲として運用することを想定しており、迎撃対象はシャヘドのような長距離を飛翔する自爆ドローンや巡航ミサイルなどです。対空ミサイルで迎撃すると費用対効果が悪くなりやすい無人機などを主な対象として撃墜することを想定した防空システムといえます。

 自爆ドローンや無人機の大量運用が始まった当初は、旧式の対空自走砲であるゲパルトなどがこうした目標の迎撃で効果を発揮しました。しかし現在では、コルクトと同様のコンセプトを持つドイツ・ラインメタル製のスカイレンジャー35など、新たに開発された防空システムも一定の戦果を挙げています。また、2026年から本格的に投入されたジェット推進型の自爆ドローンに対しても効果を発揮することが確認されています。

【無人機を追尾する機関砲】撃墜実験中のコルクト(動画)