ウクライナが「金網で完全防御した農業車両」を公開 自爆ドローン対策か 収穫中の農家を狙うロシア軍

航空機産業 世界的な拡大続く

ウクライナ政府の公式サイト「UNITED24」は2026年10月7日、対ドローン用の金網を装備したコンバインの映像を公開しました。

収穫時を狙って攻撃か?

 ウクライナ政府の公式サイト「UNITED24」は2026年10月7日、対ドローン用の金網を装備したコンバインの映像を公開しました。

 2026年に入ってから、特に前線に近いドネツク州やザポリージャ州の農地や道路では、ロシア軍の自爆ドローンなどによる、収穫作業中の農業車両への攻撃が増えているとされ、多くの死傷者が出ています。

 場所によっては、農家から「毎日のようにドローンが飛んでくる」との訴えが出るなど、深刻な状況となっています。

 今回公開された車両は、攻撃に多用されている一人称視点(FPV)のドローンへの対策とみられます。FPVドローンの多くは爆発物を搭載し、車両などの目標に向かって自爆攻撃を行います。

 これに対し、車両を覆うように突起物や金網を取り付けることで、ドローンが目標に到達する手前で爆発し、直撃を防いだり、金網などへの接触によってドローンを行動不能にしたりする効果が期待されています。

 ウクライナ軍も農地を守るため、電子戦(EW)装置を設置してジャミングを行うほか、農業車両が通行する道路をドローン防護ネットで覆うなどの対策を進めています。

 しかし、ドローンの飛来数が多いことに加え、電波妨害が効きにくい光ファイバー式ドローンも登場しており、対策が追いついていないのが現状です。

【金網で保護…】ドローンから身を守る農業車両(動画)