ウクライナ軍の第57独立自動車化歩兵旅団が、ロシア軍の新鋭重火炎放射システムTOS-3「ドラゴン」を撃破したと、2026年10月6日、ウクライナメディアが報じました。
新型の車両を撃破と発表
ウクライナ軍の第57独立自動車化歩兵旅団が、ロシア軍の新型重火炎放射システムTOS-3「ドラゴン」を撃破したと、2026年10月6日、ウクライナメディアが報じました。
この車両は、2024年6月にロシア国防省によって初めて公に披露された自走式の多連装ロケット発射システムです。2026年2月頃から、実際にウクライナ軍との戦闘で使用されていることが確認されています。
同車の大きな特徴は、搭載されているロケット弾です。燃料気化・熱圧(サーモバリック)系の弾頭を使用可能で、弾頭が目標付近で燃料成分を広範囲に散布し、着火することで、高温と爆風を広範囲に発生させます。このため、「重火炎放射システム」と呼称されています。
TOS-2「トソーチカ」から発展した車両で、発射管は24本から15本に減少しました。一方、射程の長い新型ロケットを使用するため、発射機は大型化しており、より遠距離からの射撃が可能になっています。また、車体重量も従来車両より軽量化されたとされています。
ウクライナ軍の説明によると、今回の撃破は初めての事例になるとのことです。公開された動画を確認する限りでは、一人称視点のFPVドローンによる自爆攻撃とみられます。
ただし、映像はドローンが車両に突入する瞬間までしか撮影されておらず、その後の車両の炎上や残骸を捉えた映像は確認できません。そのため、車両を完全に撃破したのではなく、損傷を与えただけではないかとの見方もあります。
【突入するドローン!】これが、TOS-3「ドラゴン」攻撃の瞬間です(動画)