開幕8戦未勝利の東京V、城福浩監督との契約解除を発表…J1復帰に導いた功労者が解任に

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 東京ヴェルディは5日、城福浩監督との契約解除を発表した。なお7日の天皇杯は、森下仁志ヘッドコーチが暫定的に指揮を取ることを併せて伝えている。

 名門をJ1の舞台へと戻した“熱血指揮官”の解任が決まった。1961年3月21日生まれの城福氏は現在65歳。これまでにFC東京やヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島などの監督を歴任した同氏は、2022年6月に東京ヴェルディの監督に就任。2023シーズンにJ1昇格というクラブが16年間待ち望んだ悲願を成し遂げ、翌シーズン以降も手腕を振るってトップリーグの地位を死守した。しかし今シーズン、開幕から8試合未勝利で19位に低迷しているのに加え、先月29日にはルヴァンカップでサガン鳥栖に敗れていた。

 城福浩監督は退任に際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「シーズン序盤で思うように勝点を重ねることが出来ず、皆様の期待に応えきれない苦しいスタートとなってしまいました。一方で補強選手も出揃い怪我人が戻って来る目処も立ち、チーム作りという意味ではこれからと思ってました。このタイミングでチームを離れることは無念ですし申し訳ない気持ちでいっぱいです。2022年シーズン途中からこの伝統あるクラブの再建と言う大役を仰せつかり、当初から楽な戦いはなかった中で、2023年劇的なJ1昇格を果たせたことは何にも代え難いものでした。J2時代からのサポーターが徐々に増えて行き、チームに大きな後押しをしてくれたからこそ成し得たものでした。共に戦って来た選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、クラブに関わる全ての方々に感謝します。難しい状況でも背中を押し続けてくれたサポーターの皆さんと踊ったラインダンスは一生忘れません」

 また、代表取締役社長の中村考昭氏と強化部長の江尻篤彦氏も、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

■中村考昭氏コメント
「日頃より東京ヴェルディへ熱いご支援をいただき、心より御礼申し上げます。クラブは10月5日をもって、城福浩監督との契約を解除することを決定いたしました。クラブの理念に共感し、日々情熱を持って選手たちをご指導いただき、J1昇格およびクラブの発展に多大なご貢献をいただいた城福浩監督には、心より感謝申し上げます。第8節終了時点で19位という現状を重く受け止め、クラブの将来を見据えた総合的な判断としてこの結論に至りました。今後の指揮体制につきましては決定次第速やかにお知らせいたします。ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様においては、大変ご心配をおかけしております。残りシーズン、クラブが一丸となって一試合一試合を戦ってまいりますので、引き続きのご声援をよろしくお願いいたします」

■江尻篤彦氏コメント
「城福監督には、2022年6月から5シーズンの長きにわたり、東京ヴェルディを率いていただき、今のヴェルディがあるのはそのお陰であると深く感謝しております。そして何よりも、2023年には長きに渡りJ2にいた東京ヴェルディを16年ぶりにJ1に復帰させるという非常に大きな偉業を成し遂げていただきました。J1という舞台で戦い続け、さらに上を目指すというチームの目標を考えた上で、強化部として今回の決断にいたりました。これまでの城福監督のご尽力に報いるためにも、これからのJ1リーグで巻き返しをはかるとともに、チームがさらに高みを目指せるよう全力で取り組む所存です。何卒引き続き東京ヴェルディにご声援をいただきますようお願い申し上げます」