若い移住者が増えている最東端の街へ -根室guild Nemuro 中島孝介さん(1)-

北海道の最東端、根室市。根室と聞くと、遠いところ、というイメージでした。しかし昨年札幌に生活拠点を移して以降、北海道をより知る為に様々な場所を訪ねて歩いていると、よく耳にしたのが根室の魅力でした。

近年、東京からの若い移住者も増えているらしいとの情報もあり、札幌からは遠いけれど、一度訪ねてみたいなと思っていました。前回紹介した苫小牧のイコロの森でのイベント「おとなのあきじかん」で、フィンランドの植物標本の展示「recollection」を開催していた青年と初めて会ったことをきっかけに、実際に根室を訪れてみることにしました。

青年の名は、中島孝介さん。2012年に東京から日本の最東端の街根室に移住。翌年から「guild Nemuro」というセレクトショップを開き、様々な時代、国籍の製品を扱っています。私もウェブマガジン等の情報で彼のことを知っており、以前からとても興味を持っていました。「東京にいる時、時々のぞいていた恵比寿のリムアート(現在はPOSTとRECTOHALLというショップ名で活動)にいた人が、根室でセレクトショップ?一体どんなことをしているのだろう?」と。

「recollection」を訪れてみると、中島さんがヨーロッパで買い付けたという100年くらい前のフィンランドで作られた植物標本と、外国語で記載された説明書きが額に入って、壁一面に展示されていました。フィンランドとその周辺で採取されたという植物は、北海道でも見かける植物が含まれていて、なんとなく見ていると、懐かしい気持ちと共に親近感がわきます。そして、学術目的というより思い出として作られたもの、と真摯な姿勢で説明してくれた彼の雰囲気と、古い標本をこんな風に、部屋に飾りたくなる一品に変えてしまうセンスに心惹かれました。

根室は、札幌からは高速道路(道東道)利用で約7時間。2017年4月現在、道東自動車道(白糠IC~庶路IC~阿寒IC)と釧路外環状道路(釧路西IC~釧路中央IC~釧路東IC)が昨年開通したことにより、札幌から釧路まで4時間半で移動できるようになりました。また混雑する釧路市街地を通ることなく根室方向へ移動可能なので、道東への車の旅は以前と比べてとてもスムーズになったと言います。

東京から根室へは、羽田空港から根室中標津空港まで約1時間40分ですから、東京から行くよりずっと遠い!と改めて驚きつつ、どうしても根室に行ってみたいという気持ちを深め、どうしても行かなければ不思議な使命感にも似た感情に動かされ、本格的な冬が始まる前の昨年11月根室を初めて訪ねてみたのでした。(つづく)

筆者:澤口美穂。カナダへのワーキングホリデー、グアテマラ留学含め、約2年半北米、中米、南米を中心に周遊。帰国後、ヨーロッパ本社の外資系企業日本法人2社で合計20年間勤務し、アジア、ヨーロッパへ数多く出張。20代からの訪問国数は約30か国以上。平成28年、生活拠点を東京から札幌に移す。様々な国の人々と共に働いてきた経験や自分の想いを形にした新しいビジネスと人生のセカンドステージを構築中。

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〒 087-0022 北海道根室市昭和町4-396
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