帝国データバンクは30日、主要食品メーカー195社が10月に値上げを予定している飲食料品が3153品目(前年同月は3161品目)に上るとの調査結果を発表した。今年の累計品目数は、判明分だけで2万187品目に達し、2年連続で2万品を超えた。
中東情勢の悪化による原油やナフサの高騰に加え、歴史的な円安が物価を押し上げている。帝国データは「今後も中東情勢や為替動向などの影響を受けやすい状況が続く」として値上げの動きが継続するとの見方を示した。家計の負担は一段と重くなりそうだ。
10月の値上げ品目を分野別で見ると、酒税改正に伴い発泡酒や第三のビール、缶酎ハイなどが増税となる「酒類・飲料」が1399品目と最多だった。サントリーが第三のビールからビールに転換する「金麦」は、350ミリリットル缶の店頭想定価格が197円から206円となる見込み。
しょうゆやたれ類などの「調味料」も820品目に上った。エバラ食品工業は調味料など計49品を値上げする。「すき焼きのたれ」(500ミリリットル)は希望小売価格を475円から524円とする。
11月は前年同月比で約10倍となる1469品目の値上げが判明している。