米軍が移動式の中距離ミサイル発射装置「タイフォン」を10月中旬にも嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)へ持ち込み、保管する計画を進めている。防衛省は日米同盟の抑止力・対処力強化につながると理解を求めるが、恒久配備につながるとの警戒感も強く、地元自治体は撤回を求めている。
小泉進次郎防衛相は29日の記者会見で、タイフォンの嘉手納保管の意義について「米軍の機動展開能力を効果的に示せる」と強調。「平和な暮らしを守り抜くには日米同盟の強化は必要不可欠だ」と訴えた。
米陸軍のタイフォンは、最大で約1600キロの射程能力を有して中国本土まで届く巡航ミサイル「トマホーク」を搭載できる。今月行われた日米豪共同訓練に伴って海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)に一時展開していたが、10月中旬をめどに撤収し、嘉手納基地へ移すと発表された。
〔写真説明〕記者会見する小泉進次郎防衛相=29日、国会内