森保監督、佐藤龍之介の途中離脱は「成長の妨げになることも考え」 新監督就任のバレンシアに一足早く帰還

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 バレンシアに所属するMF佐藤龍之介は、28日に行われた『キリンチャレンジカップ2026』ベネズエラ戦後、所属チーム事情による日本代表離脱が発表。10月1日、5日の『キリンカップ2026』を前にバレンシアへ戻ることになった。

 佐藤は今夏にFC東京からバレンシアに移籍。カルロス・コルベラン監督の下、開幕から起用されていたが、代表メンバー発表直前の9月13日に成績不振により監督が解任され、暫定指揮官となったオスカル・サンチェス監督の下では出番を減らしていた。そして、代表活動が始まってからの9月23日、バレンシアは元日本代表監督でもあるカルロス・アギーレ氏の新監督の就任を発表している。

 ベネズエラ戦後の公式会見に出席した森保一監督に佐藤離脱の経緯を聞くと「最初の段階で決めていたかどうかというところはありませんでしたが、招集の時点で(途中離脱は)考えてはいました」と、最終的な判断は代表活動後となったが、事前に想定はしていたと話す。

 今回の決定は佐藤のクラブでの現在地を踏まえての判断と話し、「代表でいい経験を積んでもらい、刺激を持ってクラブに帰ってもらうことも考えました。でも、それよりもチームの練習に戻り、代表ウイーク明けの試合で出られるように、チーム練習にできるだけ参加して、(アギーレ)監督に見てもらい、試合に出られる方が彼のキャリアにとって、クラブにとって、そして代表にもプラスになる」と理由を説明した。

 さらに、今夏の移籍が初の海外移籍ということもあり、「代表活動期間をすべて消化して、代表ウイーク明けの戦いで構想外になると彼にとって一番苦しいシーズンになり、成長の妨げになるということも考えました。彼にとっての一番いい選択として、(今回の代表活動が)満足ではないと思いますが、ピッチに立ち、プレーして、そこから今日感じたこと含めてバレンシアに戻り、自分の成長につなげる。チームの練習に入り、競争し、ポジションをつかみ取って、彼のキャリアがよりスムーズにいくことを考えて、戻すということを決めました」と理由を続けて話しつつ、まずはしっかりとバレンシアでのポジション争いを勝ち抜いてほしいというエールを込めている。

 佐藤も試合後、離脱することについて「バレンシアで続けていたら(日本代表に)戻ってこれると信じてますし、わかりやすく自分にはそういった道があると思うので、バレンシアで結果を残したいなと思います。頑張ります」と、まずはクラブでの活躍にここから再度フォーカスしていきたいと話している。

取材・文=小松春生

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