中野就斗、本拠地・広島で代表デビューへ「自分の力を最大限出してくれるスタジアム」「感謝をプレーで表現したい」

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 日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2026のベネズエラ代表戦に向けて、エディオンピースウイング広島(Eピース)で前日練習を実施。日本代表初招集のサンフレッチェ広島MF中野就斗は所属クラブ本拠地での練習を終え、「たくさんのサポーターが来てくれると思うので、試合に出たときはしっかりとここまで成長できた感謝をプレーに込めたいです」と意気込んだ。

 本拠地・広島で中野の代表デビューに期待がかかる。森保一監督は、練習前の公式会見でベネズエラ戦のメンバーについて、「今のところ(ウルグアイ戦から)大幅に変更していきたいと思っています」と明言。「初キャップ、経験の浅い選手たちをスタートで起用して、そこから激しく厳しく戦ってくる強度が高い相手との対戦で何ができるのか。今の自分よりも試合後に成長できているようなチャレンジをしてほしい」と期待を込めた。

 ウルグアイ戦ではDF板倉滉、DF伊藤洋輝、DF瀬古歩夢が先発出場。さらに、今回の活動では守備陣に負傷者が続出していて、当初招集されていたDF冨安健洋はケガで不参加となり、腰痛で帯同外のDF安藤智哉と左足首を痛めた板倉については指揮官が欠場を明言。そのため、残るDF登録の渡辺剛と鈴木淳之介の2選手に加え、右ウイングバックとセンターバックでプレーできる中野が出場機会を得ることになりそうだ。

 26歳の中野は初の国際Aマッチに向けて、「1対1の強さや攻守においての推進力、アグレッシブさは自分の武器でもあるし、自分の存在価値だと思うので、出たときはそういうところをしっかり見せたいです」と自分らしさを貫き、「自分の120パーセントの力を出せれば、通用すると思うので自信を持ってやっていきたいです」と力強く語った。

 日の丸を背負って「自分のホーム」に帰ってきた。中野は、「(Eピースは)自分の力を最大限出してくれるスタジアムなので明日は楽しみにしてます」と期待を口にし、広島での代表デビューを見据えて「たくさんの方々が応援してくれると思うので、感謝をプレーで表現したいです」と力を込めた。

「ゴールやアシストもそうですけど、やっぱり自分が持ってるものを全て出し切ることでみなさんが(感謝を)感じてくれると思うので、そういう部分で自分らしさを出していきたいです」

 初めて代表活動に参加して約1週間。「今までのサッカー人生でこんな濃い時間はないので、自分の成長のために何ができるかを考えています」と充実した様子の中野は、活動中に他選手から受けた刺激を「サンフレに帰った時にチームメイトに教えて、みんなで成長できればいいなと思います」とチームに還元する構えだ。

 この日は、バルトシュ・ガウル監督をはじめDF荒木隼人やDF山﨑大地など広島のチームメンバー数名がスタンドで代表チームの練習を見学。練習後にはやり取りがあったようで、「『本当に頑張れ』と言われました。あとは練習を見て『やっぱり質が高いな』と言われたので、『いやいや、一緒に中でやった方がもっと感じるわ』って言っときました」と明かした。仲間の期待も背に中野が広島で初の国際Aマッチに挑む。

取材・文=湊昂大