アイルランド代表、国内でボイコットの声もイスラエル戦を予定通り開催へ…前日に選手投票で決定

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 アイルランドサッカー協会(FAI)は26日、UEFAネーションズリーグで翌日に控えるイスラエル代表との試合について、予定通り開催することを発表した。

 アイルランド国内では、ガザ情勢をめぐる問題を背景に、代表チームに対してイスラエル戦のボイコットを求める声が挙がっており、団体『アイリッシュ・スポーツ・フォー・パレスチナ』は“Stop The Game(試合を止めろ)”というキャンペーンを実施するなど試合開催に対する不満が出ていた。

 試合を明日に控えるなか、イギリスメディア『BBC』は、ヘイミル・ハルグリムソン監督と選手1名が出席予定だった公式前日会見が延期されたと報道した。さらに、GKギャヴィン・バズヌと思われる選手が抗議のために試合を棄権したと伝えたほか、他の数名の選手も懸念を示したとして、その後チーム内で試合出場の可否を問う選手投票を実施されたようだ。

 定刻から5時間遅れで開催された前日会見にて、FAIの最高経営責任者(CEO)を務めるデビッド・コーレル氏が次のように経緯を説明した。

「今朝、ある選手が監督に対し、この試合を行うことに不快感を示し、代表チームから離脱する意向を伝えました。最終的に、試合に関する選手たちの意見を確認するための投票を行ったところ、試合を継続する意向を示す圧倒的多数が得られました。そのため、協会はアイルランドサッカー界を代表して、この試合はこれまで通り予定通り開催するという決定を下しました」

 ハルグリムソン監督も今回の代表メンバー発表の際に「私たちはジェノサイドとともにプレーするのではなく、ジェノサイドに対してプレーする。私たちはイスラエルに対してプレーするが、イスラエルとともにプレーするわけではない」とコメント。さらに同指揮官もウクライナ侵攻後に国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)の主催大会から追放されたロシアを引き合いに出し、パレスチナ攻撃を続けるイスラエルが同様の処分を受けない現状に対して疑問を呈していた。

 2023年10月以降、安全上の懸念からイスラエル国内での国際試合開催は見送られており、9月27日に行われるイスラエルのホームゲームは、ハンガリーのデブレツェンで開催される。

 また、10月4日に予定されているアイルランドのホームゲームについても、自国開催による試合運営への影響を理由に、開催地が首都ダブリンからセルビアのバチュカ・トポラに変更されている。『BBC』によると、アイルランド代表の選手たちはこれらの試合で黒い腕章を着用するほか、ピッチ上でさらなる意思表示を行う予定であると伝えている。