マンチェスター・シティ、115件のPL財務規定違反容疑のほぼすべてが違反認定か…クラブは異議申し立ての意向

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 マンチェスター・シティは、プレミアリーグの財務規定違反に関連する容疑のほぼすべてにおいて、違反が認定された。スポーツメディア『ジ・アスレティック』が報じている。

 プレミアリーグは2023年2月、マンチェスター・シティに多数の財務規定違反の疑いがあるとの公式声明を発表。2009年から2018年までの9年間に渡って正確な財務情報を提供しなかったことや、プレミアリーグの調査に協力しなかったことが指摘され、告発件数は115件に。クラブ側は否定を続けていたものの、2024年9月から独立委員会による審理が開始され、3カ月後の同年12月に全日程が終了した。

 審理終了から1年半以上が経過してもなお独立委員会は判決を下しておらず、今後の動向が注視されていたなか、今回の報道では公に発言する権限がないため匿名を条件に語った関係者の証言から、マンチェスター・シティは計115件の容疑のうち1件を除くすべてで違反と認定されたという。

 ただ、制裁内容はまだ決定しておらず、あらゆる可能性が検討されているが、同クラブは異議を申し立てるものとみられる。

 マンチェスター・シティの広報担当者は『ジ・アスレティック』に対し、次のように述べている。

「プレミアリーグによる手続きは現在も進行中であり、完了すべき重要な段階が残っているほか、厳格な守秘義務の対象となっています。そのため、マンチェスター・シティFCの立場は、2023年2月に発表した声明と変わっていません」

「当クラブは、プレミアリーグの理事会および執行部が、特定の利害関係の影響を受けず、独立した公平かつ公正な規制機関として振る舞うことを前提に、8年間にわたり適正な手続きを誠実に尊重してきました」

マンチェスター・シティは違反の疑いが持たれている期間中、プレミアリーグで3回、FAカップで2回、リーグカップで4回、コミュニティ・シールドで優勝を果たしていた。

『ジ・アスレティック』によれば、想定される処分はプレミアリーグのハンドブックの規則W.51に概説されており、マンチェスター・シティが規則違反を犯したと認定された場合、委員会は様々な選択肢を検討することになるという。

​​制裁の内容は、戒告や罰金から勝ち点剥奪、さらにはプレミアリーグからの追放にまで及ぶ。

勝ち点剥奪の処分が下される場合、その適用は決定時、あるいは遡及的に行われる可能性があり、マンチェスター・シティが過去に獲得したタイトルを剥奪される事態も懸念されている。

 なお、スポーツ関連の規制問題を専門とする法律事務所「Onside Law」の法務ディレクター、ジェームズ・ヒル氏は2023年、同メディアに対して次のように見解を示していた。

「勝ち点剥奪の処分が下されるとしても、それは将来に向けて適用される形になるだろうと予想しています」

「一般的に、委員会は法的な手続きを通じてタイトルの行方を決定することを好まないものです。そうしたやり方では、クラブに対して真に実質的な罰を与えることにはならないからです」

 規則W.51.7によれば、委員会は規定された処分のうち複数を組み合わせたり、あるいは適切と判断するその他の制裁を科したりすることも可能。ただし、いかなる処分であっても、問題となった違反行為に対して釣り合いの取れたものである必要があり、そうでなければ上訴によって処分が覆される可能性があるとのことだ。