「信号が多すぎる!」6車線あってもノロノロ渋滞、一気に解消へ? 国道3号「博多バイパス立体化」どこまで進んだ 空港付近は3層立体に

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福岡市の国道3号線で慢性的な渋滞と事故が多発している区間の立体化事業が進んでいます。進捗はどうなっているのでしょうか。

 国土交通省 九州地方整備局が2026年9月、福岡市で事業中の国道3号「博多バイパス(下臼井~空港口)」について再評価を行いました。事業はどこまで進んでいるのでしょうか。

 この事業は福岡市を南北に貫く国道3号のうち、福岡空港に近い下臼井交差点から空港口交差点までの1.6kmを立体化するものです。完成後は8車線化され、立体区間では片側あたり地上2車線、高架2車線の構成となります。

 この区間では6車線が確保されているにも関わらず、朝夕には10km/h未満にまで速度が落ち込むほどの激しい渋滞が常態化しています。その大きな要因は「信号が多すぎる」こと。約700mのあいだに近接する信号交差点が6か所存在する一方で、約7割を占める通過交通とそれ以外の交通が輻輳しています。

 交差点の大きさから事故も多く、特に県道福岡篠栗線が交わる新二又瀬橋交差点は、日本損害保険協会がまとめている「交通事故多発交差点」のデータで福岡県内のランキングにおけるワースト交差点の“常連”となるほどです。

 この状況を打開する切り札として、信号交差点を一気にまたぐ立体部を構築して通過交通を転換させます。これにより計画交通量は最大で1日約8万台に増加。一部区間では旅行速度が13km/hから30km/hまで向上するそうです。

 なお、立体部は2か所に設けられ、下臼井からの立体部がいったん地上に降りて平面8車線となり、再び立体が現れ、空港通りと交わる空港口交差点をまたぐ計画です。空港通りでは都市高速3号線の延伸事業も進められており、空港口交差点をアンダーパスすることとなっています。

 博多バイパスの立体化は2022年度に事業化され、2024年度から用地買収、2026年3月からは工事も始まっています。2026年3月末時点での用地進捗率は約49%、事業進捗率は約8%です。事業費は主に資機材や労務費高騰により約45億円増の402億円となりましたが、費用便益分析(B/C)は事業全体で1.3、残りの事業だけでも1.6という数値が算出されています。