【ワシントン時事】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が24日、米首都ワシントンで会談する。人工知能(AI)や2国間貿易が主要議題となる見込み。台湾問題などを巡り、両首脳からどのような言及があるかも注目される。中国国営中央テレビによると、習氏は23日、北京を出発した。
両首脳の対面会談は、5月に続き今年2回目。5月はトランプ氏が2期目就任後、初めて訪中して行われた。今回は習氏が約3年ぶりに訪米。短期間での首脳相互訪問となる。
会談では、急速な性能向上への警戒感が高まるAI、関税の引き下げやレアアース(希土類)の輸出規制緩和など貿易戦争の「休戦」延長などが議題となる。20日に開かれた閣僚級貿易協議では、AIのリスク回避や、安全保障上機微ではない品目の関税相互引き下げに関し一定の進展があったもようだ。
一方、習政権はトランプ政権による台湾への武器売却計画に強く反発している。王毅共産党政治局員兼外相は17日のルビオ米国務長官との電話会談で、「互いの核心的利益を尊重しなければならない」と重ねてけん制。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、トランプ政権は習氏との今年中の再会談をにらみ、売却の年内見送りを検討しているという。
〔写真説明〕トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席(AFP時事)