仙台河川国道事務所などが、国道398号「石巻バイパス(沢田工区)」の工事に本格着手すると発表しました。
「石巻バイパス」沢田工区が本格着工へ
仙台河川国道事務所と宮城県、石巻市、女川町は2026年9月11日、国道398号「石巻バイパス(沢田工区)」の起工式を10月24日(土)に行い、工事に本格着手すると発表しました。
石巻バイパスは石巻市と東の女川町を結ぶ新ルートとして建設が進む、総延長11.9kmの道路です。西端部は県道石巻女川インター線を介して三陸道の石巻女川ICと直結、女川町浦宿浜で国道398号の現道と合流する計画となっています。
現道の国道398号は、宮城県内では石巻市と女川町を結ぶ唯一の幹線道路となっており、沿岸区間はJR石巻線と並走しています。
この区間は北側を山地に、南側を万石浦に挟まれた急峻な地形を越えていく難所であり、特に海沿いの低地部では、台風シーズンなどに冠水が頻発。通行止め時には、南の県道石巻女川線か、北上川の沿岸付近まで北上する広域迂回の必要があり、いずれも所要時間が通常時(33分)の約2倍かかっていました。
石巻バイパスは3工区に分割したうえで整備が進められており、これまでに西側の南境工区、中央部の大瓜工区のあわせて6.1kmが開通済みです。そして今回、最後の工区となる東側5.8kmの沢田工区で工事が本格的にスタートします。本区間は、現道より内陸側の山地をトンネルや橋梁によって越えていくルートとなる見込みです。
ちなみに2025年8月には、大崎と石巻の両エリアを結ぶヨコ軸を強化する「石巻河南道路」7.8kmの整備工事も本格着手となっています。石巻河南道路と石巻バイパスが全線開通すれば、港湾部である女川方面と県央部とのアクセス性が大きく向上すると期待されます。