首都高が湾岸線の新たな出入口の建設事業に着手しました。
7月に事業許可 工事はこれから いつ開通する?
首都高湾岸線に新たな出入口ができます。2026年9月16日、青木由行社長が定例会見で新規事業として着手したことを明らかにしました。
新たな出入口は川崎市臨海部の「扇島」出入口です。東扇島出入口と「鶴見つばさ橋」のあいだにできます。7月に国交大臣の事業許可を取得し、今年度は工事着手に向けて設計や関係機関との協議を行うとしています。
ただし、この扇島は現在、国際条約に基づき一般人の立入が制限されている島です。全域をJFEスチールが所有しており、一般の人は湾岸線で“通過するだけ”のエリアとなっています。
JFEスチールが2023年9月に京浜地区(扇島)の高炉を休止したことを受け、川崎市では跡地を水素などのカーボンニュートラルエネルギーや先進物流の拠点として再生する計画を進めています。市は2028年度にも一部の土地利用開始を目指しており、それに向けて島内の他工場を稼働させながら、JFEスチールの構内道路を公道化します。
扇島へのアクセスは、JFEスチールの構内通路の一つである「海底トンネル」(水江町-東扇島)と、「扇島大橋」(東扇島-扇島)のみ。いずれも現在は関係者以外は利用できませんが、東扇島の国道357号(首都高湾岸線の側道)と扇島大橋のあいだには連絡道路がつくられる計画です。
新たに設けられる扇島出入口は、この国道357号の延長にあたる構内道路「東西1号・2号」に接続し、4方向すべての出入りを可能にして扇島の高速道路アクセスを担います。
首都高速道路によると事業規模は141億円、整備延長は1.3kmで、土工がメインになるといいます。供用時期は明かされていませんが、扇島の土地利用転換は段階的に進められ2030年度までに「先導エリアのおおまかな完成を目指す」とされており、歩調を合わせたスケジュールとなる可能性があります。