横浜流星「令和の『セカチュー』を目指したい」節目の作品に意気込んだ30歳誕生日翌日

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俳優の横浜流星、女優の広瀬すずが17日、都内で開催された映画『汝、星のごとく』(10月9日公開)ブルーカーペットイベント&完成披露試写会舞台挨拶に出席。「令和の『セカチュー』を目指したい」とコメントした。

◆横浜流星&広瀬すずW主演「汝、星のごとく」

凪良ゆうによる同名小説を実写化した本作は、瀬戸内と東京を舞台に愛を育みながらも、運命に翻弄された櫂(横浜)と暁海(広瀬)が歩む15年間を描く。この日は中村アン、濱田岳、尾野真千子、木村佳乃、石田ゆり子、長谷川博己、藤井道人監督も出席していた。

◆横浜流星、30歳迎えた翌日に熱い思い語る

瀬戸内の美しい海を想わせるブルーカーペットにドレスアップした姿で登場した広瀬は「いよいよ本当に公開が近づいてきたなと実感することができて、演者の皆さん、そしてスタッフの皆さんと心を通わせ合いながら、とても丁寧に優しく映画を作ることができて。早く皆さんに見ていただきたいなという気持ちでいっぱいです。ぜひ皆さん楽しみに待っていただけたらなと思います」と笑顔を浮かべた。

横浜は「私事ですが、昨日30歳を迎えて。ありがとうございます(笑)。20代最後に凪良先生が紡ぐ物語の世界の中で、青埜櫂として生きられたことを幸せに思いますし、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと共にこの作品を作れたことを、幸せに思います。この大切な作品が我々の元から離れて、皆様のものになるのは10月9日です。公開まで自分にできる限りのことはやる覚悟でございますので、ぜひ劇場でご覧ください」と熱い思いを語った。

舞台挨拶に登壇した横浜は「20代最後、30代1作目の、人生の節目である貴重な、特別な作品を皆様に見ていただけることを嬉しく思っております」と感謝。広瀬は「こうして公開が近づいてきたんだなということを実感しながら、今日はたくさん集まっていただいて。初めて届ける日ということで、すごくドキドキしますが、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います」と笑顔を見せた。

◆横浜流星「一番星のような作品に」

横浜は「凪良先生の原作に触れるたびに、毎回心を救われ、自分を見つめ直すんですね。『汝、星のごとく』を読み終わった瞬間に、今この時代に届けるべきだなって強く思って。そしてやっぱり、素晴らしい原作ですので、必ず映画化すると思っていて。その中で、自分が櫂として生きなければ後悔すると思い、凪良先生に手紙を送って、藤井監督にお願いをして、素晴らしいキャスト・スタッフの皆様が集って完成させられたことは、非常に幸せに思います」と喜びを語った。

どんな作品に仕上がったか聞かれると「今の時代に届くべきで、見ていただきたい一番星のような作品になりました。本当に今って、SNSによって繋がりは増えて。でも、なぜか心の距離は離れているような気がして。人と人の。ちょっと孤独に感じてしまったり、本当にたくさんの情報だったり世間の声に振り回されて、他人の目を気にしたり、正しさに縛られて自分の価値は何なのか?とか、どう生きればいいんだ?とか、見失ってしまうような、息苦しい時代だと思っていて」と発言した。

「でも、世間の正しさとか常識に流されず生きているんですよね。櫂と暁海は。他の方々も。それってすごく美しいことで。そこには社会が決めた枠から外れた、自分のために選択したそれぞれの生き方、愛の形、そして正解があって。こうやって今、息苦しい時代を生きている方々の心に、一筋の光を照らせると思っていますし、自分もその一人なので。皆様にもこれから見ていただけるということで、どんな風に感じていただけるのか分からないんですけど、そんなような作品になっていただけたら嬉しいなと思っております」と話していた。

15年に及ぶ恋愛を描いたことについて、広瀬は「流星くんもおっしゃっていたように、凪良先生の紡ぐ言葉とか世界が、自分の正しさの物差しの中で、なんでも正解にしてくれるというか、味方になってくれるというか、すごく優しいものをいただいたような感じで、撮影現場では過ごさせてもらっていました。15年って、これを映画で表現するってめちゃくちゃ難しいなとシンプルに思ってしまったんですが、こんな形になって、毎日いろんなものに一つずつ触れながらお芝居をするっていう、贅沢な幸せな時間だったなと思います」と回想。自身にとって初の藤井組に関しては「監督自身が、すごく演者さんの味方になってくださる方で。優しいなって現場で思いながら(笑)。すごく言葉にして伝えてくださるので、それを信用しながら、話しながら現場にいれるっていうのは、贅沢でしたね」と振り返っていた。

◆横浜流星&広瀬すず、人生のターニングポイント明かす

その後、物語にちなんで人生のターニングポイントを聞かれた横浜は「空手を始めたこともそうですし、この世界に入ったこともそうだし、その瞬間に全てを懸けた選択はしていると思います。藤井監督と出会ったこともそうだし、『流浪の月』という作品に出会って凪良先生と出会って。『汝、星のごとく』を手に取って、そのまま一読者として楽しめばよかったものを、先生に手紙を書くっていうことも選択だと思います。人生一度きりですので、後悔がないように生きています」と明かした。

広瀬は「このお仕事を始めて東京に来たっていうのは、すごく大きいことで。それを自分で決断したっていうことよりも、割と導かれて。このお仕事を始める瞬間もそうなんですけど、自分のものすごく強い意志というよりは、導かれた感覚のほうが強くて。そういう選択もありなんだなって。自分が生きていて思うタイミングが多々あるので。ちょっと人任せな気になっちゃうかもしれないですけど、そういうのもいいなって思えたり。いざという時は自分で決断したり。器用にできたらいいなと思いますね」と笑顔で話していた。

最後に横浜は「表現としてはおかしいかもしれないんですけど、令和の『セカチュー』を目指したい。(そう)ではなくても、『世界の中心で、愛をさけぶ』のように、たくさんの方々に届いてほしいと思っております。本当にこの作品は、今の時代を生きる方々の心に深く残り続ける作品だと、自分の中では信じております」とコメント。「どれだけいい作品を作ったとしても、見てもらわなければ意味がないんですよ。なので、公開まで自分もできるかぎりのことはやっていきます。そして本日3万人の皆様がご覧になるということで、皆様の力も貸していただきたいです。本当に、見終わった後に何か心に残るものがあったら、ぜひ周りの方に広めて、ともにこの作品を大きくしていただけたら嬉しいです。こんなこと言ってよかったのか分かりませんが、長々とすみません。本日はありがとうございました」と呼びかけていた。