LRT好調の裏で「路線バスに大ナタ」平日140本減 宇都宮駅西口の路線バスが大規模ダイヤ改正 関東自動車

雨で需要が増える業界と言えば?

宇都宮の路線バスが大規模なダイヤ改正。大きく減便となります。

運転士不足に対応 「選択と集中」図る

 関東自動車は2026年9月9日、宇都宮市などを中心とする県央エリアの一般路線バスについて、10月1日(木)に大規模なダイヤ改正を実施すると発表しました。

 対象となるのは主に、LRT(宇都宮ライトレール)の延伸が予定されている宇都宮駅西口に発着する路線です。運転士不足のなかで「長期的に安定した運行体制を継続することが目的」としており、抜本的な見直しとなります。

 トータルの運行便数は平日が現行の2416便から2276便へ140便の減少、土曜は37便減、日祝は30便減となります。平日の朝のピーク時も218便から208便へと10便減少します。

 その一方で、利用者の多い路線では増便が図られます。平日の朝の通勤時間帯(8時台)には、宇都宮駅西口から宇都宮東武行きのバスが2便増回。宇都宮駅から宇短大附属高校前へは各駅停車の便と直行便がそれぞれ1便ずつ増回されます。

 しかし、全体的には減便が目立ちます。

 西口発着の主要路線のひとつ宇都宮駅=清住町=細谷車庫は平日24便減、細谷車庫発着は和尚塚経由も全曜日で12~14回の減となります。済生会病院発着は一部時間帯で増回もあるものの全体的には平日15便減、江曽島・西川田東便が平日17便減、富士見が丘団地線が平日12便減などです。

 また、一部路線や停留所の廃止も行われます。2023年から運行されてきた「ベルモール東循環線」は路線自体が廃止に。また、「上三川線」のインターパーク経由区間や、「荒針・鹿沼線」の旧ニューサンピア栃木経由区間も廃止となります。

 関東自動車は、今回発表された路線以外にも時刻の変更があるとしており、詳細な時刻表は9月中旬頃から各バス停で順次案内するとしています。

 宇都宮ライトレールが開業3か年で2億円超の黒字を出すなど好調が伝えられますが、今後、西口へ延伸した際には、路線バスの運行体系も大きく変わる見込みです。それに先立って、現行の体制のさらなる見直しが進む可能性があります。